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【初心者向け】Googleアナリティクスの基本的な使い方
こんにちは!ディレクターのTakuです。
皆さんはGoogleアナリティクス(通称:GA)を使ったことがありますか?
Webサイトの運営に携わる部門に所属していたり、Web制作を仕事にしている方であれば、おそらく大半の方がGAを使ったことがあると思います。一方で、GAの使い方がわからずにうまく活用できていないGA初心者も多くいるのではないでしょうか。
今回は、そんなGA初心者に向けた基本的なGAのポイントをお伝えしたいと思います!
基本的な用語
GAで使われる用語には専門的なものが多く、初心者がつまづきやすいポイントです。最低限おさえておきたい用語をいくつかご紹介します。
・ユーザー(UU)
サイトを訪れた人の数です。
人単位で計測するので、一定期間内で10ページも20ページも見てくれたとしても、何回訪問しても「1」としてカウントされます。どの程度の人数が利用してくれているのかを確認することができるため、重要な項目になります。
GAではCookieで判別しているため、例えば同一人物が異なるブラウザや異なる端末からサイトを訪れた場合、それぞれが「1」としてカウントされます。
・セッション
サイトへの訪問数のことです。
ユーザーがあなたのサイトを訪問してから、離脱するまでの一連の流れをまとめた単位です。
サイトに1人が訪問して、記事A、記事B、記事Cの3記事を読んでから別のサイトに行った場合、セッションは「1」とカウントされます。
ユーザーが 30 分以上操作を行わなかった場合、それ以降の操作は新しいセッションと見なされます。サイトを離れたユーザーが 30 分以内に同じサイトに戻ってきた場合は、同じセッションとして扱われます。
・ページビュー(PV)
サイト内で読まれたページ数を指します。1人のユーザーがサイトに訪れて、サイト内を移動し、複数のページを見た場合も、それぞれが1ページビューとして数えられます。
同じページを再読み込みした場合でも、1ページビューとして数えられます。
基本的なレポート
GAにはリアルタイムレポート、ユーザーレポート、集客レポート、行動レポート、コンバージョンレポートという5つの基本レポートがあります。
どのレポートも見方が異なりますが、ここでは個人的におさえておくべきと思うレポートについてご説明します。
・ユーザーレポート
サイト全体に関する訪問ユーザーの詳細情報を確認できるレポートです。
いくつかのメニューがあるので、メニューを切り替えながら確認していきます。
【サイドメニュー>ユーザー>概要】
UUやセッション、PVなどのデータを確認できます。
期間指定と組み合わせることで、時間経過によるアクセスの推移を把握しましょう。
【サイドメニュー>ユーザー>モバイル>概要】
どんなデバイスからサイトにアクセスしたかが確認できます。
例えば、BtoBのWebサイトであればPCからのアクセスが多かったりと、Webサイトのターゲットによって傾向は異なります。
そのサイトの目的と照らし合わせながら、現状のデータを分析しましょう。
【サイドメニュー>集客>概要】
どんな経路(チャネル)でサイトにアクセスしたかが確認できます。
コンテンツマーケティングをやっていれば自然検索が伸びているのか、記事をSNSに投稿していればSNSの流入はどうかなど、自社でやっている施策と照らし合わせながら見ることが大事です。
Organic Search:自然検索からの流入
Direct:直接URLを入力、ブックマークなど
Paid Search:広告からの流入
Referral:外部サイトからの流入
Display:バナー広告からの流入
Social:SNS経由のアクセス
【サイドメニュー>行動>サイトコンテンツ>すべてのページ】
どんなページが見られているかがわかります。
よく見られているページがどんなページなのか分析してみると、意外な発見があるかもしれません。
【サイドメニュー>コンバージョン>目標>概要】
別途、GA上での目標設定が必要になりますが、サイト上のコンバージョンについて確認できます。
問い合わせや予約など、サイトの目的に応じたコンバージョンを設定し、追いかけるようにしましょう。
分析の基本
分析の基本は、比較することです。
前月比や前年同月比でデータを並べて時間軸で比較してみたり、新規とリピーターでデータを並べてユーザーの属性で比較してみたり。
ただデータを眺めるだけでは気付けなかったことに、データ比較することで気づくことができ、その気付きがサイトの課題を解決する糸口になるかもしれません。
ここでご紹介させていただいたのはGAを活用するうえで必要になる知識のほんの一部ですが、参考になれば幸いです!