空への手紙
もう一昨日になるのですが、私の友達の猫が空へと旅立ちました。
Twitterで言ったら、友人に見られて傷つけてしまうかも知れないので、noteに書こうと思いました。
その友人とはカレコレ10年もの付き合いになります。
まだ学生だった頃に初めて話しました。
それからその長い付き合いのぶん、何度も何度もケンカしました。
本当に数え切れないくらい。
友達が私に言ったくだらない冗談を笑い飛ばせず、何度も何度も。
でも、それでも本当にここ数年になってケンカすることもなくなって、同じものを見て、似たようなことを感じることが出来るようになりました。
ここ最近は毎週のようにLINEで通話したりしていて。
そうでなくても、毎月1、2回は出逢ってから通話したりしていました。
そんな友達が4年前、2匹の猫を飼い始めました。
通話するたびに聴こえる猫の声。
通話していると、カーテンに登ろうとして怒られたり。
スマホに覆いかぶさって怒られたり。
4年前も今とあまり変わらず毎月のように通話していたりしていて。
そしてここ1、2ヶ月は本当に毎週のように通話していました。
友達の存在はもちろん、友達の家族、その猫たちもいて当たり前のような存在になっていました。
聴こえる猫の声、怒られてる猫の存在。
直接会ったことはないけれど、それでもそこに存在している生活が当たり前になっていたんです。
ああ、もう二度とそこに居ないんだ。
ああ、もう二度と声が聴こえてくることはないんだ。
会ったことのない私ですらこんな気持ちになっているのですから、友達、家族の痛みを背負うことも出来ずにいるのが悔しいです。
今は涙しか出ないのですが、それでも日常は過ぎていきます。
そのアンバランスさに心が折れそうになってしまっていたものですから、noteに書きに来てしまいました。
確かに彼はそこに居たこと、絶対に忘れません。
一生です。
いつまでも、彼の存在が本当であり続けられるように、生きていきます。
友達へ。
きっと君と出会わなかったら、その名前をもらうこともなかったと思う。
名前をつけてもらったこと、それだけでもきっと奇跡だと思う。
出逢えた以上、きっと幸せだと思う。
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