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シルバーアクセサリーってどんなモノ? 金属アレルギー

どうもQlipと申します。


ハンドメイドアクセサリーを作りながら学んできたことを備忘録として書き留めていこうと思っています。


皆さんが普段使っているアクセサリーはどんなモノかご存知でしょうか。
素材の特性を知ることでもっとアクセサリーを深く知っていきましょう。

今回は身近なアクセサリーにも使われるSilver(シルバー)です。
白っぽかったり黒ずんでいたり、さまざまな表情のある金属ですがどのようなモノなのかごぞんじですか?


そもそもSilver(シルバー)ってなに?Silver 925ってなんの表記なの?金属アレルギーって大丈夫?などなど知っているとちょっと差のつくお話しです。
意外と知らないシルバー製品について4回に分けて投稿しています。

お題
・Silver(シルバー)ってナニ?
・宝飾品としてのSilver(シルバー)
・金属アレルギーって大丈夫?
・Silver(シルバー)歴史

Silver(シルバー)と金属アレルギー

・金属アレルギーのメカニズム
・Silver(シルバー)はアレルギーの原因ではない

金属アレルギーのメカニズム

金属が汗などによって溶けだすことでイオン化し、皮膚のタンパク質と結合することで異種タンパク質になります。
それを異物と判断した体が防御する免疫反応のことを指します。

つまり、汗や唾液などによって金属が溶けて体内に入ることで体内タンパク質が変質し、有害な物質として過剰に反応することで事で肌の炎症や痒みの症状を引き起こすことになります。

アレルギー反応が出てしまった場合は病院に行って相談しましょう。
パッチテストを受けると自分が何にアレルギー反応が出ているのかを知る事ができます。


Silver(シルバー)と金属アレルギー

アレルギーを起こしやすい金属の順位とパーセンテージ表
 順位              金属                割合
    1                 水銀              約23.0%
    2             ニッケル           約13.5%
    2             コバルト           約13.5%
    4                スズ                約13.0%
    5           パラジウム          約11.0%
    6               クロム               約9.5%
    7                   銅                   約7.0%
    8             プラチナ             約2.0%
    8                 亜鉛                 約2.0%
    8                   金                   約2.0%
その他                                     約3.5%
                       合計                   100%

表のように、シルバー自体は金やプラチナよりもアレルギーを起こしにくい金属になります。
シルバーアクセサリーで金属アレルギーが起こる原因は、合金の割金として使われる「銅」の影響によるものです。

安価なアクセサリーではメッキ加工をされていることが多く、メッキをする際に発色を良くするために用いられるのがニッケルになります。
このニッケルは表にもあるようにアレルギー反応を起こしやすい金属のため注意が必要です。
このため、安価なアクセサリーで金属アレルギーが出る人は、ニッケルの金属アレルギーであることが多いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

金属アレルギーの原因はこのような仕組みになっています。
安価なアクセサリーでアレルギーが出てしまっていても、素材にフォーカスしてみるとアレルギーが出なくなる可能性があります。
Silver(シルバー)は特にアレルギーが出にくい金属でもあるので、アレルギーが出る場合はメッキ加工の有無を疑ってみてもいいかもしれません。

アレルギーは誰しもが起こりえることではあるのですが、正しい知識を持つことで自分に起こっていることを正しく把握することも必要になってきます。

読者の方がアクセサリーを楽しんでいただける一助になれば幸いです。

次回はSilver(シルバー)歴史のお話を投稿します。
お付き合いいただきありがろうございました。

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