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【前編】台湾留学生が1泊2日の嘉義一人旅に行ってきた!

こんにちは!ARCHのNatsumiです!

皆さんは、台湾の南西部にある都市、「嘉義(jiāyì)」に行ったことはありますか?

嘉義は、自然豊かでのんびりとした雰囲気があり、日本と台湾の歴史を感じられる場所もたくさんある、台湾で訪れるべき都市のひとつです。

今回は、普段台北の大学に通う大学生が、一泊二日の嘉義ひとり旅に訪れた際の旅の写真や感想を残している、旅ログ記事になります!

実は嘉義を訪れるのはこれが二回目。
二回目でも十分楽しめるほど、訪れるべきスポットが多い、嘉義。皆さんもこの記事を見ると、一緒に旅をしている気分になるかもしれません!

それでは行きましょう!


嘉義の場所

嘉義縣は台湾の南西部に位置します。
北は雲林、南は台南に挟まれた、少し横長の県です。

台湾の中の「嘉義縣」

その中でも特に栄えており、一般的に「嘉義」と言って多くの方が想像するのは、嘉義縣の真ん中に位置する、「嘉義市」です。
嘉義で有名な観光地はほとんど市内にあり、私が今回訪れたのも、この嘉義市內になります。

ちなみに、嘉義市外で一番有名なのは「阿里山」という山で、下の地図の東側にあります。

嘉義縣の中の「嘉義市」

「阿里山」の詳細は、こちらの記事をチェック!⇩


アクセス

台北からは新幹線(高鐵)で片道約1時間半、料金は1000元程度です!


南部故宮博物館

拼音:nánbù gùgōng bówùguǎn

まず最初に訪れたのは、台湾で最も規模の大きな博物館、「故宮博物館」の南部分館、南部故宮博物館です。

台湾留学四年目の私ですが、実はまだ北部の故宮博物館には行ったことがありません。今回、北部の本館よりも先に南部館を訪れることになりました。

高鐵嘉義站から博物館まで、30分に一本ほど無料シャトルバスが行き来していたのでとても便利でした。駅から15分ほどで到着です。

国宝展

今回の目玉企画展はこちら⇩

「人気国宝」

なんとあの、故宮博物館を代表する国宝、「翠玉白菜 cuìyù báicài」「肉形石 ròu xíng shí」などの作品が、ちょうどこの時期に嘉義に出張して来ていました。

新幹線の中で思い付きで決めた最初の目的地だったのですが、出向いた先で有名な作品に出会えて、運が良かったです!✨

白菜!

思っていたよりもコンパクトなサイズ!
石というよりガラスでできたような、滑らかなツヤと輝きがありました。

白菜の再現度の高さと、翡翠の原石の色を活かした繊細な彫刻、歴史的背景などにより、高い価値がついたのだそう。
故宮博物館の目玉作品が見れて嬉しかったです!


その他の展示

国宝展の他には、「アジアの織物展」、「陶器展」、「信仰対象としての偶像展」など、館内はバラエティー豊富で展示数も多く、入場チケット一枚でここまでたくさん鑑賞できて、大満足の博物館でした!

この異国風な青と柄が素敵です!
綺麗で触れたくなります!

私はこれまで博物館よりは美術館派だったのですが、今回こちらの陶器や織物など、博物館でもたくさん芸術的な作品を見ることができ、「博物館も意外といいな」という発見がありました。

一人で遊んでます^^

こちらは、最新テクノロジーを活用し、アジアの織物を色々と試着できる鏡です。
一人で来たのにも関わらず、たくさん写真を撮って楽しんでしまいました(笑)


半跏座像菩薩

宗教関連の作品は、やはり神聖な雰囲気感じます!
こちらは「半跏(はんか)」という座り方をしている菩薩像だそうです。首と腕がないことで、余計に目を引かれます。首と腕は最初からわざと作っていなかったのでしょうか。今になって気になってしまいました!

デジタル書道!

最後にタブレットで書道ができるスペースがあったので、挑戦してみました!四年間習ったことがあったおかげか、なかなか綺麗に書けました。自分の作品を印刷して、持ち帰ることができました✨


博物館はここまで!
おなかが空いてきたので、続いてご飯の時間です。


新華美西裝社

拼音:xīn huáměi xīzhuāng shè

新華美西裝社(@h.h.m_studio) • Instagram写真と動画

こだわりを感じられます

続いて訪れたのは、こちらのカフェ。外装からおしゃれで、建物の中が気になってしまいます!
カフェめぐりが趣味の友達にお勧めしてもらったお店です。

今見てもおいしそう…

ごはん

目玉メニューは、こちらの日本式チキンカレー
私が頼んだのは、飲み物セットになるコラボメニューです。

閉店間際に訪れたため、店長さんから「長居させてあげられなくてごめんね」ということで、お団子をサービスしてくれました。素敵な思いやり。。

こちら、とっても美味しそうですよね?
ーこれが、本当に美味しいんです!

カレーも飲み物もお団子も、すべて言うことなしのお味でした!ここまで頑張って生きてきて良かったと思えるほど!(笑)

昭和風のインテリア。奥は和室です!

雰囲気

そして、食べ物だけでなく空間まで魅力的でした!
お店というよりも、「家」の雰囲気があり、静かにほっと落ち着ける場所です。

部屋に置いてあった日本の台湾観光の雑誌には、このカフェを紹介している欄もありました。やはり、人気なお店のようです!

オーナーに「また来ます(我會再來)!」と伝え、お店を出ました。絶対にまた訪れたいカフェです。次回はもっと長居したいなぁ。。
みなさんもぜひ!!


嘉義市内の夕方の街並み

銀行に反射する夕焼け✨
通りすがりの人気店

嘉義市内を歩くと、このように日本統治時代から残っているレトロな建物がたくさん見られます。

日本式の家屋のはずですが、今となってはこのノスタルジックな雰囲気が、むしろ「台湾らしい」と感じます!


ひとやすみ

キャリーケースがあったので、ここで一旦予約していたバックパッカーホテル(青年旅館 qīngnián lǚguǎn)に荷物を置き、一休みしました。

オーナーがまた温かい方で、果物を切ってごちそうしてくれました。お手頃なホテルだったのに、心のこもったサービス。

お話し好きのオーナーで、私の出身が沖縄だと話すと、「先月遊びに行ったよ!」と、沖縄を満喫した写真をたくさん見せてくれました!

ぜひ、また利用したいホテルでした!


夜の市内観光

ホテルで一息ついたあと、まだ20時頃だったので、外に出てみることに。夜の嘉義市内を散策に、街の中心地に来ました。

「KANO」のピッチャー

KANO

こちらの写真は、嘉義のシンボルである「KANO」をモチーフにしたロータリーです。
皆さんは「KANO」、ご覧になったことがありますか?

嘉義を舞台とした台湾の映画で、日本統治時代の「嘉義農林高校野球部」がテーマとなっており、日本人と台湾人混合の野球部が力を合わせて日本の甲子園まで進むストーリーで、私もすごく好きな作品です!

まだ見たことがない方は、ぜひご覧ください!映画を見た後に嘉義に遊びに来るのがおすすめです。


文化路夜市

拼音:wénhuàlù yèshì

続いて、もうおなかはいっぱいでしたが、夜市があったので回ってみました。

たくさんの人で賑わっていました。
日本統治時代の建物が多く残っているからか、なんとなくレトロな雰囲気も感じます!

糖葫蘆

糖葫蘆

こちらは、「糖葫蘆 tánghúlu」というデザートで、イチゴやミニトマトなどを飴でコーティングし、串に刺して売られています。

マスカットやミカンなどの種類もありますが、今回は「烏梨 wū lí」という、小さな梨のような果物を見かけ、初挑戦してみることに。

酸味が強く、水気がなくて少しぱさぱさしていました。お店によっても味は変わりそうですが、私はあまり好きではないかもです(笑)

イチゴは値段が割高だったのですが、やはり「糖葫蘆といえばイチゴだな」と思いました…


深夜のカフェ(她的咖啡)

拼音:tāde kāfēi

她的咖啡(@her2coffee) • Instagram写真と動画

時間も遅かったのですが、まだ遊び足りなかった私は、深夜まで営業していたカフェで作業をすることに。

她的咖啡(Her Coffee)

コーヒー

あまり見かけたことがないコーヒーのメニューが多かったので、オーナーの紹介を受けて、花の香りのするラテをチョイスしました!

カフェインが心配ではあったけど,,,

チーズケーキ

観光パンフレットを見ながら翌日の予定を考えていると、オーナーから「バスクを味見してみない?」という、なんとも素敵な提案が。

巴斯克(bāsīkè)

味見というより、一切れ頂いてしまいました。。
本当に感謝です!

オーナーのお友達手作りのバスクチーズケーキで、口答えも良く、すごくおいしかったです!!
オーナーありがとう。また遊びに来ます!


帰り道のホラーな散策

夜のお寺

暗い夜道にここだけは明るくて、そのコントラストもあって少し怖い。

何の道,,,?

昼間は何とも思わず通り過ぎてしまいそうな道ですが、深夜に通ると少しゾッとします。
特に、この右の熊の「Welcome」が、夜に見ると恐ろしい(笑)


こんな感じで、台湾留学生の一泊二日の嘉義旅一日目は終了です。ホテルに帰って休みます。
おやすみなさい!


さいごに

今回は、私の一泊二日の嘉義旅一日目をご紹介しました。一日だけでも、盛り沢山でしたね!
今回の記事を通して、嘉義の魅力が伝わっていたら幸いです。

「後編」では、この旅の二日目の観光を記事にしていきます!後編もお楽しみに!

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執筆:Natsumi

『台湾留学したいけど、何から始めれば良いの?』

『現地のリアルな声を知りたい!』

『そもそも台湾ってどんなところ?』

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