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「台湾での携帯の契約」ってどうしてる?【台湾留学で気になる携帯のあれこれをすべて解決!】

こんにちはARCHです!
みなさんいかがお過ごしでしょうか?

台湾の大学は9月始まり、ということはもうすぐ台湾への渡航を控えた新大学1年生のみなさんや交換留学を控えたみなさんもいらっしゃるのではないでしょうか?

楽しみでもあり、でもやっぱり不安なこともある渡航。そんな中でも多くの留学生が悩むであろうことの1つに、「携帯」のことがあります!

SIMはどうすれば?
どこでどんな契約をしたらいいの?
台湾にいる間日本の携帯契約はどうしている?
日本に帰国中は台湾の携帯契約ってどうしておけば?

このような「よくある携帯に関する悩み」を今回の記事では一から解説していきますので、ぜひ読んで解決しちゃいましょう!

では早速見ていきます!


まず前提として今回の記事では、留学・大学進学など台湾に中長期で滞在する人が面する携帯問題について主に解説します。
旅行など数日間・短期の訪問の際にはプリペイド式SIMカードやe-SIM、ポケットwifiをご参考ください!

それでは本題に移ります。
留学・大学進学という中長期で台湾に滞在する人が携帯に関して面する問題は大きく分けて三つの時期があると考えられます。

①台湾に到着した時
②台湾での生活が始まった時
③長期休みで日本に帰国する時

では順番に見ていきましょう!

①台湾に到着した時

日本から飛行機で台湾に到着した際にはまず携帯を使用できる状態にする必要がありますよね。

そこで多くの人に選択されているのが、到着した空港でまず「プリペイド式のSIMカードを買う」という方法です。ここでは1週間~1か月程のSIMカードを購入します。これは生活が安定・空港で購入したSIMカードの期限が切れそうになるタイミングで新たに携帯会社で契約をすることを想定しています。
契約の際には居留証が必要なので、台湾に到着してから居留證が手元に届くまでどのくらいかかるかを確認して何日のSIMプランを購入するかを決めるのがおすすめです!

また、後ほど紹介する別の2つの方法と異なる点は購入したプリペイドSIMカードに紐付けられた台湾の電話番号がこの時点で手に入るという点です。

購入したプリペイド式SIMカードを使う際にはスマートフォンがSIMフリーである必要があるので、渡航前には自身のスマートフォンがSIMフリーであるかをきちんと確認しておきましょう!



・空港で購入可能なおすすめのプリペイド式SIMカード

中華電信は台湾No.1シェアのキャリアということや、空港内に他のキャリアよりも多くカウンターがあり営業時間が長いこと、5G/4Gそれぞれ3、5、7、10、15、30日と幅広い期間の選択肢があるため自身の都合に合わせて調整しやすいのがオススメポイントです。料金も500~1600元となっています。

詳しくは以下のサイトをご参考にしてみて下さい。

他にもSIMカード自体は中華電信とほとんど変わらない内容で、「遠傳電信」や「台湾大哥大」などのキャリアもあるので参考にしてみて下さい!




・海外利用できる日本の携帯電話会社の通信という選択肢やeSIMという選択肢も

先程までは空港にてSIMカードを購入するという方法を説明しました。しかし、この方法以外にも台湾の通信会社で契約をするまでは海外利用が可能な日本の携帯電話会社の通信を利用するという選択肢もあります。いわゆる海外ローミングです。

海外ローミングは携帯電話会社や契約プランによって、申し込みや料金の手続きに差がありますので、もしこちらの方法を検討される方は一度ご自身の契約されている携帯電話会社の海外ローミングについて確認してみて下さい。

また、eSIMを契約しておくというのももちろん方法の1つです。
SIMを交換する手間を省けるのが嬉しいところですよね。
台湾では政府が提供する「iTaiwan」というフリーWi-Fiスポットなど無料のWi-Fiがある街中に多くあるということはeSIMのギガ選択をする際の参考になるかもしれませんね。




ここまでの選択肢をまとめると以下のようになります。
・空港でプリペイド式のSIMカードを買う
・日本の携帯通信会社の海外ローミングの利用
・eSIMの利用

空港でプリペイド式のSIMカードを買う選択肢が多くの留学生に選ばれているのは、以前コロナウイルスによる隔離の際に台湾の電話番号がすぐ必要であった名残や多くの人が通う予備校のおすすめ方法であることが背景にある模様です。

それを踏まえつつ、これらの方法からご自身の都合に合わせた選択をするのが良いと思われます!

②台湾での生活が始まった時

台湾への渡航も完了して大学の寮に住み始め、生活も安定してきたタイミングやプリペイド式のSIMカードの期限が切れそうなタイミングで考え始めるのが「台湾の携帯通信会社で長期契約をする」ということです。



・携帯会社で契約したいけどどうしたらいい?

台湾では2023年の1月から成人年齢が18歳に引き下げられる法律が施行されたため、現在は18歳からSIMカードの申請・契約が1人でも出来るようになっています。

そのため一般的には「学生証、居留証、パスポート、現金」を持っていけば自分名義の契約をすることが可能となっているので、これらの持ち物を持って携帯通信会社に向かいましょう!

ただし、居留証は留学の場合「半年以上の留学」から受け取れるものとなっているので、半年間以下の交換留学の場合は空港で購入できるプリペイド式SIMカードをご参考にしてみてください!




・おすすめの通信会社

現在台湾では、2023年の合併を経て「中華電信、台湾大哥大、遠傳電信」の三社が大手通信キャリアとして存在しています。

とある2024/07/04の報道では、最新レポートにおいて中華電信は1,120.6万、台湾大哥大は943.5万、遠傳電信は907.9万人のユーザーがいると報じていました。ただし、中華電信と台湾大哥大はその数字を減少させており遠傳電信のみが成長を続けているという状況のようです。
このように台湾国内でも携帯通信の利用比率自体は既に飽和しており、拮抗した状況をどうにか有利に展開しようと各通信キャリア関係は方策を模索しているというのが現在の状況です。

実際、「中華電信、台湾大哥大、遠傳電信」のどの通信キャリアにもそのキャリアの携帯通信を使用している日本人留学生はまんべんなくいます。そのためご自身がピンときた通信会社を選びましょう!



・どのようなプランがある?

前提として台湾では、携帯通信契約のプランは多くの場合2年契約(24か月)からとなっています。そのため台湾滞在が2年に達するかどうかでおすすめの選択が変わってきます。ここでは「台湾滞在が2年に満たない人」「2年以上台湾に滞在する人」に分けて代表的なプランをご紹介したいと思います!



「台湾滞在が2年に満たない人」
例えば1年の交換留学などの場合には、「預付卡」というプリペイドカードを参考にしてみて下さい!

「預付卡」には「計量型」「計日型」の2種類が存在します。
「計量型」は、「これだけのデータ量を使えます。使用期間は定められておらず、データ容量が少なくなってきたタイミングでチャージして使えます」というものです。つまり、容量を節約してすれば長い期間もたせることができ、節約にもなるのが特徴です。

「計日型」は容量を気にせずに○○日間ネット使いたい放題という感じで使用できます。学生さんにはこちらが多く選ばれている印象です。
ざっと見た感じ計日型(4G)だと遠傳電信が365日間、中華電信と台灣大哥大が180日間を提供しているようです。


【詳しい各通信キャリアの「預付卡」のリンクはこちら!】

中華電信
台灣大哥大
遠傳電信



「2年以上台湾に滞在する人」
2年以上台湾に滞在する人については、台湾の携帯通信キャリアで契約してしまうのが何かと便利かと思われます。

ではここからは台湾の携帯通信会社の提供するプランについて見ていきましょう。ここでは中華電信の4Gと5Gプランを例にとります。

洋蔥網通:
中華電信、遠傳、台哥大資費方案比較,5G出了還要用4G嗎?訊號與費率問題解答より引用

上から順番に「月額料金、申請できるタイプ(新規契約・乗り換え・継続契約)、他キャリアから乗り換えた場合の割引、契約期間、利用可能な通信容量、同キャリア間の通話、別キャリア間の通話、一般電話」となっているのがこちらの表です。(以下5Gの表も同様)

洋蔥網通:
中華電信、遠傳、台哥大資費方案比較,5G出了還要用4G嗎?訊號與費率問題解答より引用


このように色々あるプランではありますが、多くの現役台湾留学生に重視されているのは「データ通信の無制限利用が可能であること」です。そのため「吃到飽」という使い放題や「5Gで○○GBまで使えてデータ容量が達した場合には5Gからは減速するがその通信を無制限に使える」というプランが多く選ばれている印象です。

他にも現役台湾留学生にお聞きした結果、月額の相場は500~600元が最も一般的でした。また、自身の台湾に滞在する期間を考えて契約の期間を選択すること、学生向けのプランもあるのでそれを利用することなどプランを選ぶ際にはこれらの点を意識するのが良さそうです。

中国語のサイトではありますが、同様の表を用いてわかりやすく通信キャリア3社のプランが比較されていますのでぜひ参考にしてみて下さい!


【詳しい各通信キャリアの携帯通信プランについてのリンクはこちら!】

中華電信
台灣大哥大
遠傳電信



・携帯通信契約時に知っておきたい中国語

  • 合約 héyuē(契約)

  • 簽約 qiānyuē(契約する)

  • 電話號碼 diànhuàhàomǎ(電話番号)

  • 攜碼xīmǎ(他社からの乗り換え)

  • 續約 xùyuē(継続契約)

  • 解約 jiěyuē(解約)

  • 帳單 zhàngdān(請求書)

  • 月租費 yuèzūfèi(月額使用料・基本使用料)

  • 網路吃到飽 wǎnglùchīdàobǎo(データ使い放題)

これらは一部ではありますが参考にしてみて下さい!

③長期休みで日本に帰国する時

台湾の大学では一般的に1-2月、7-9月で長期休暇があります。
このタイミングで日本に帰省する留学生も多いはず。
ここではこの一時帰国のタイミングで気になる2つの疑問を見ていきます。



・一時帰国時は台湾での携帯の契約をどうしている?

結論からいうと、契約自体に対しては特別なことをしなくてもきちんと必要な料金を支払いさえできれば問題ありません。
携帯月額料金の支払いは台湾に不在の月分を事前に支払ったり、または台湾に戻ってきた月にまとめて支払いをするという留学生が多い模様。間違いないのは前払いですね。

この月額料金の支払い方法や先払い・繰り越し払いの詳細についてはそれぞれ携帯通信会社によっても差があるので、自身の契約している通信会社の情報を確認してみて下さい!



・日本のSIMカードの契約はどうしている?

日本の携帯通信会社の契約については、「契約したままの人」「解約した人」に分けられます。

契約したままの人については、日本に不在の間も月額料金を支払う形で契約を維持しています。台湾留学をしていると日本に不在の期間の方が長いかもしれませんが、日本に帰国時にスムーズに携帯通信を使用し始めることが可能なことや日本の電話番号が保持できることがメリットとなっています。そのため格安プランで契約を続けているという人も中にはいます。

また、電話番号保管サービスを利用している人もいるので、ご興味あればご自身の契約している携帯会社の電話番号保管について確認してみて下さい!

docomoの電話番号保管について
auの電話番号保管について
ソフトバンクの電話番号保管について



一方で解約した人は、帰国時にe-SIMやオンライン通信プランを利用してデータ通信を利用しているようです。
実際に使用しているよと留学生の方に教えて頂けたものをご紹介すると、AiraloUbigipovo などが挙げられます。参考にしてみて下さい!

このように見てみると解約しても問題なくデータ通信を利用して日本での長期休暇を過ごすことはできそうです。
ただし、注意しなくてはならないのは、最近では多くのアプリやサービスに携帯電話番号が紐づいていることが多いので、考えなしに解約してしまうと電話番号が無くなり再び利用することが難しくなったりしてしまうことも予想されます。

そのため自身の携帯通信利用に求める条件帰国の頻度などを考慮して選択するのが良いと思われます!

おわりに

いかがでしたでしょうか?

なかなかわからないことも多い台湾留学における携帯電話の契約にまつわるあれこれ。

今回の記事では、台湾に渡航してきた時から長期休暇に至るまでで多くの人が一度は悩むであろう携帯にまつわる疑問を中心に解説していきました。

この記事が少しでもみなさんの疑問を解決することに役立てば嬉しいです!

最後までお読み頂きありがとうございました!

執筆:Eito

『台湾留学したいけど、何から始めれば良いの?』

『現地のリアルな声を知りたい!』

『そもそも台湾ってどんなところ?』

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