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将棋駒を作ったよ

2月に思い立って将棋駒を自作してみました。

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初めはあまりの難しさと自分の不器用さに嘆いていましたが、完成してみると愛着が湧いてきました。
出来としてはまったく満足出来ませんが...。

この記事の写真は良さげに見える部分を切り取っているので、実際に見たり拡大してみると稚拙な箇所の多さを実感します。


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同じ構成のフラッシュ当てた版。
色味が違って見えます。


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採用した書体は魚龍一字。彫りが浅すぎたせいで龍の字が消えかかっていますが、(もう一度彫るのが面倒なので)漆が落ちるほど使い込まれた駒だと思うことにします。
今後作り続けるかわからないし号は決めずに本名を入れました。


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玉将の裏面に記念でこういうのも入れてみた。
駒尻といい、細い字は彫りの拙さがハッキリわかりますね。
上記2つの写真の書体はフリーフォントの衡山毛筆フォント行書を使ったのであまり統一感がありません。
自分で作り出せるのが理想だけど道は遠い。


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よく見るばら撒かれた構図。
馬の書体が一番好き。
王や角はだいぶ太字なので、彫駒特有の凹凸の触感を楽しめます。

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全体。(比較用の木地状態の写真撮っておけばよかった...)
うーん、下手だなあ...。詳しく見ないで><

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磨きはかなり念入りにやったので光に当てて反射するのを見ると嬉しくなります。

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盤に並べてみると木片だった駒に命が宿ったようで感動しました。
当分は棋譜並べが捗りそう。


彫り始めたのは2月2日だから1ヶ月ちょいの制作期間。

時間はあまり測っていませんでしたが、自分の実感ではだいたい彫り40時間、漆入れ等5時間、研ぎ出し&磨きに12時間くらい、その他作業が2時間くらいで延べ60時間くらいの作業時間だったのではないかと思います。(漆の乾燥待ち時間は省く)


自分で作ってみて、駒師様たちの技術の高さを実感しました。
印刀の研ぎが甘すぎて彫りがガサガサになることが多かったので、一番の課題点はそこだと感じました。


駒木地を新たに購入したので、次は菱湖か源兵衛清安に挑戦してみたいと思います。


2021/3/15追記
詳しい工程と振り返りを書きました。↓


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