PULP SUMMER SLAM 2019後編
中編では海外特有の雑さについても軽く書きましたが、それはPASSでも。TJの名前がHisagatsuguになってますね笑。僕が間違えた?と思って提出した資料を再確認しましたが、向こうのミスでした笑
会場入りしてから少し空き時間があり、食事など済ます。隣の楽屋テントの辺りではSikTh達がドローンで遊んでる。その時一緒にいた人物(左端でリモコン操縦してる奴)と後で色々あります笑
さて、ライブの時間がだんだん近付いてきましたが、HNIB以前のバンドが巻いてきて、予定より早まっている。
ステージマネージャーにどうするか確認したところ、HNIBは当初の予定通りの時間にスタートしたらよいとのことで、セッティング時間にかなり余裕ができました。思わぬラッキー。さらに前夜のリハでは指定していたドラムセットがなかったのに急遽MAKIが日本でも使っているPearlのドラムセットが使えることに。とはいえこうなるとホントに前夜のリハの意味は何だったのか笑。ただ、ステージマネージャー2人が陽気で超良い人で色々助かりました。
ところが、セッティングしてる最中にステージ横でなにやらこの陽気なステージマネージャーに激ギレしてる奴が!さっきドローンを操縦してた奴でした。どうやらHNIBだけセッティング時間に余裕ができて、それ以降のバンドはそのままってのが納得いかないらしい。HNIBの後に出るEMMUREのメンバーたちは「俺たちは別に大丈夫なんだけど…」と気まずそう。陽気なステージマネージャー達がキレられてるのも可哀想なので、HNIBは準備できたら早めに始めるから、その分後ろのバンドにも時間を分けてあげるよと説明。なんとかその場は収まりました。
そしてHNIBのライブスタート。とりあえずよく分からない前方VIPスペースも、後ろの方も大盛り上がり。
自分は写真+動画用の一眼カメラと、動画用のジンバルの二刀流でずっと撮影。その動画をカメラマンのライチ君がめちゃ良い感じで編集してくれたのがこちら!
ライブ中にはステージ袖で作業をしていたSLAYERのギターテックが何やら紙を掲げて見せてくる。
MAJI PANEE!マジパネェ!
無事にHNIBのライブも終わり、あとは残りのバンドのライブを楽しむ!
EMMUREのライブ中はさっきキレてた奴がドローンで撮影してる。「あれ?やっぱEMMUREの関係者なのかな?」と思いつつ、SikThの時はマイキーに頼まれて僕も動画を撮影してたのですが、そいつもSikThを撮影しててお礼を言われる。こいつは何者なんだ⁉︎と後で話しかけてみると、EMMURE、SikTh、その後に出たTHY ART IS MURDER、そしてマレーシアのSOGというバンドもこのSUMMER SLAMにブッキングした、東南アジアのブッキングエージェントSKESH ENTERTAINMENTのNadeemという人物でした。そこで色々話をして仲良くなり、この後彼とは何度も一緒に仕事をする仲間になったのですが、この話はまた改めて別の機会に…
ライブを見ながら会場をウロウロしてましたが、とにかくゴミがすごくて汚ない笑
海外フェスって感じですねぇ〜笑
THY ART IS MURDERをステージ袖からノリノリで見るMAKI
そしていよいよSLAYER。炎の演出が凄くて、もはやステージは火事でした。
SLAYER中はステージ袖には行けず(立ち入り禁止でした)、なんとか近くで見てみようと最前辺りまで行ったのですが、ライブが終わってメンバーがハケて行く中、トムアラヤは最後までゆっくりステージの端から端まで歩き、時には立ち止まってファンを見つめていました。このツアーが最後のワールドツアーとアナウンスしていた彼ら。アジアのファンとの最後の時間を噛み締めている姿は神々しかった。
SLAYERの余韻に浸りながら、ホテルに戻りフィリピンのファストフードで長い1日を終えたころ、PAのハヤピーは翌日NOISEMAKERのライブのため深夜便で先に帰国しました。タイトなスケジュールで海外まで来てくれて感謝!
翌朝はまたSikThマイキーと朝食後、TJとプールへ。
その後はホテル周辺を散歩。鶏を戦わせるオッサンや街並みを眺めてから空港へ向かう。
空港への道中が大渋滞で、到着したのがギリギリすぎて、搭乗手続き後は係員が用意したカート?で搭乗口までクラクションを鳴らしながら爆走!
バタバタしましたが、当たり前の様に日本へ向かうマイキーも無事に捕獲し、マニラを後にしました。
そしてこの後日本でも数日マイキーのお世話をするのでした笑
思ったより書きたいことがどんどん出てきて長くなっちゃいましたが、これを書いているのも、新しい土地にライブに行く楽しさが少しでも伝わればよいなと思って書いています。HNIBと同世代ではCrossfaithやCRYSTAL LAKEがどんどん世界に進出し、それを見ていてスポーツの日本代表を応援する様な気持ちになっていました。日本のバンドの音楽が世界中で鳴っているのは、自分の担当バンドでなくてもとても誇らしいことでした。HNIBは解散してしまったけど、読んでくれた若いバンドや、HNIBの後輩のバンドが、どんどん世界に挑戦してもらいたいなと思っています。もちろんチャンスがあれば僕もまた海外ツアーに行きたいですし、そういったバンドのサポートをしていきたいなと思います。
読んでいただいてありがとうございました。
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