【無料】米国株、利益成長率の見通しは?
投資猫レイです。
株式リターンの源泉は企業の利益ですよね。
企業の利益成長率が高いか低いかというのは、株式市場にとって最も重要なポイントです。
今回は、米国株S&P500の利益成長率の見通しを解説します。
このチャートは、S&P500のEPS(一株当たり利益)成長率のコンセンサス予想を示しています。
前年比成長率を示します。
赤棒線が過去の実績、灰色点が去年12月時点の市場予想、紫棒線が現時点の市場予想です。
2022年第4四半期と2023年の第1四半期の利益成長率はマイナスでした。
そして今まさに決算公表中の2023年第2四半期もマイナス成長、2023年第3四半期もマイナス成長の見通しです。
背景には、FEDの利上げによる景気減速や利払費の増加がある訳ですね。
しかし、今年の第4四半期以降は、プラス成長に戻るというのが市場のコンセンサス予想です。
ただし、この予想はかなり不透明です。
FEDの利上げの影響は遅れてやってきます。
つまり、景気は今後も緩やかに減速していくことが見込まれます。
そんな中で、企業利益がプラス成長を実現できるかどうかはまだ分からないのです。
とはいえ、株式市場が大きく調整する可能性は低いと考えています。
しかし、景気減速が続くと見られることから、今は財務基盤の強固な企業を中心にポートフォリオを組むべきだと思います。
キャッシュフローの強固な大手テック株銘柄は、引き続きマーケットをアウトパフォームしやすいと考えられます。
See you!
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