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デュエパの「ヘイト」について

どうも、デュエパを嗜む者です。
今回はデュエパ特有の概念「ヘイト」について紹介します。


ヘイトとは

特定のプレイヤーが強力なムーブで他のプレイヤーと差を付けている、もしくはその特定のプレイヤーが使っているカードが疎ましく思われている状況を指します。
こうなると複数のプレイヤーから妨害が集中し不利な状況になる他、最悪の場合集中攻撃で卓から退場させられます。

ヘイトが高まる行為

ここからは、どのような事をするとヘイトが高まるかを具体的に説明していきます。

①強力なパートナーの使用

例えば、《不敬合成王 ロマティックダム・アルキング》などの一度動き出したらゲームの主導権を握れる力を持ったパートナーを見せている場合ある程度経験のあるプレイヤーからはいきなり警戒心を抱かれます。
《ロマダム》の脅威を知るプレイヤーは《ロマダム》が出現し次々に大型クリーチャーを展開され取り返しがつかない戦況になる前に優先的に削り、牽制し、何なら倒そうとするでしょう。

②メタカードの使用

貴方が連ドラデッキを使っている状況で相手が《とこしえの超人》を出しているとします。
ドラゴンを叩きつけて戦いたい貴方にとって捲りを否定する《とこしえ》は邪魔ですよね?最優先で消したいですよね?
とはいえ、この場では《とこしえ》を除去さえすれば脅威は去るのでメタカード1枚くらいならヘイトとしては比較的軽いです。
ただし、このような動きを妨害するカードが何枚もデッキに入っているような相手は都度メタカードを除去するより本体を殺した方が早いのでヘイト管理の点でメタカードの大量投入は考えものです。
また、《マンハッタンの心絵》などの除去が難しいメタカードが立っている場合はより一層使用者が狙われやすいです。カードが消せないなら本体を消せばいいので。

余談ですが、何かを禁止するメタカードに限らずシンプルに厄介な常在型能力を持ったカードも同様にヘイトを稼ぎます。

こういう奴

③自分に致命的に刺さるカードの存在

今回も貴方が連ドラデッキを使っていると仮定します。
ドラゴンデッキにとって《VAN・ベートーベン》は出ただけで詰みが確定しかねないようなカードです。(通常構築で【モルトNEXT】を使った経験があるプレイヤーなら伝わるでしょう)
無論貴方はそのようなカードを出させる訳にはいきませんよね?
という訳で、《VAN》を持っているプレイヤーはドラゴンデッキなどにとって最優先抹殺対象になります。
詰めカードは出せれば勝利に近付けることも多いですが、その分警戒されることをお忘れなく。

④一方的な展開を見せた次の試合

例えば、私が↑のデッキを使い《轟破天九十九語》からの圧倒的物量攻撃で全プレイヤーを抹殺して勝利を収めたとします。
しかし、《轟破天》コンボは打点を揃えるための大量のマナやスピードアタッカーを付与するための《アカシック・ゼノン》の召喚、展開後の隙をケアする《5000typeR》や《ACE-Yamata》の用意など準備に時間がかかります。

Q.それでは、《轟破天》コンボを見た皆さんは私と再戦する時何を心掛けますか?

A.《轟破天》を使われる前に早期撃破

再戦では、私はその脅威を知るプレイヤー達による集中攻撃を受け《轟破天》を使う前に脱落するでしょう。
このように即死級のムーブを持つデッキは一度使うと以降排斥されることになるため、コンボデッキを使う時は以降の試合で知った顔と会った時に備え他のデッキも持って行くことを勧めます。

⑤目に見える脅威

ご存じの通り《DARK MATERIAL COMPLEX》は一度動き出すと大量展開しながら全てのクリーチャーを蹂躙し、自分の耐性とアタックトリガーで呼び出した軍勢の手数に物を言わせて圧倒してきます。
そんな《COMPLEX》ですが実は出したターンから即暴れ出すことは少なく、基本的に他のプレイヤーには1ターンは猶予が与えられます。
では、《COMPLEX》を前にしたプレイヤーは何をすればよいでしょうか?
当然、動く前に仕留めることです。

⑥容赦のないムーブの実行

デュエパLv2以下の場合、全員に活躍の機会を与えるべく敢えて止めを刺せる状況でも手加減したりシールドブレイクの時は盾の数を均等にしたりすることを心掛けたりする事も人によってはあるでしょう。
しかし、ここまでの理由があるとはいえいきなり1人を狙った攻撃を行い挙句の果てに退場させた場合、周りのプレイヤーも「こいつは容赦なく殺してもいい」と認識され以降命乞いができなくなります。
「躊躇なく殺る」タイプのプレイヤーが自分の命を尊重してくれるはずもありませんしね。
そもそも、一人を退場させられる時点で相応に盤面が整っているかゲーム終盤に入っているかのどちらかなので、どの道標的にされることは免れないでしょう。

⑦特定のデッキカラーのビッグマナ

青黒緑
白黒緑
5色

リソース補給や相手の動きを制限するカードの多い青黒緑デッキは特に狙われます。
また、「不敬なり!真邪眼騎士団」発売で初心者にも人気となった白黒緑デッキも良質な大型クリーチャーを多く抱えているため、下手に悪目立ちすると一気に全プレイヤーから「敵」と認識されます。
5色デッキは構築の自由度が高く何をしてくるか分からない(全色のパワーカードを使える)ため、デッキコンセプトが割れるまで卓に緊張感が走ることになります。
ちなみにビッグマナデッキがここまで警戒されるのは大体これのせいです。

除去不能のファッティ=詰み


まとめ

共通して言えるのは、ゲームを決定付ける脅威はヘイトを稼ぐということです。 誰だって自分を否定するものや敗北に直結するムーブなどは回避したいでしょう。
要するに、最後の切り札は使う時まで隠し持っておくことが大切です。
それでは、よいデュエパライフを。

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