#034 日本人の精神性から紐解く、せとうち讃岐の大地と食と旅の物語-
物語を届けるしごとの坂口 祐くんと、
一般社団法人トピカのMurayama Junくんと、
「ジオガストロノミーツーリズムエキスパートガイド養成講座」に参加しました
23文字カタカナの続く、早口言葉にも出来そうなタイトルだけど(笑)、
ジオガストロノミーツーリズムとは、
ジオ(大地)×ガストロノミー(食)×ツーリズム(旅)を通じて、地域の大地や自然や文化を学びながら味わう旅行のこと
本取組は、せとうち讃岐の食文化をブランディング化し、世界で唯一無二の付加価値の高い旅行商品を開発すると共にその普及を通じて、シビックプライドを醸成していく事を目的としている
2025年大阪万博や瀬戸内国際芸術祭の大きなイベントを迎えるが、海外知的観光客向けに日本の魅力を伝えられるチャンス‼️
一般社団法人arcでも、ガイドや教育・検定事業の可能性を感じたので受講しました(*^^*)
「なぜ香川の〇〇が美味しいのか?」
〇〇には、うどん、オリーブ、みかん、ナス、魚介類、日本酒、金時人参、まんばのけんちゃん(県外の方はほとんど知らないかもしれない香川県民のソウルフード)等、多様で豊富な食材があるが、
自分なりのジオストーリー語れるレベルまでスキルアップしたい!!!
こういった美味しいものも、自然災害と密接に関係していて、先人たちの知恵や努力、自然への畏敬の念を忘れないこと視点も大切だと学んだ。
以下、学びメモ
◾︎プログラム
・講座に期待すること-観光の視点から-(香川大学経済学部 原教授)
・大地の成り立ちからみた香川の食材(香川大学 長谷川特任教授)
・郷土の食文化を彩る香川の野菜(高松青果 齋藤社長)
・和食の基本とジオの関係(辻調理師専門学校 日本料理担当 大引教授)
・海外知的旅行者に知ってもらいたい日本、そして香川(ジオリブ研究所 巽所長)
・ジオグルメ対談
◾︎学びメモ
・日本は世界一の変動帯であり、その地質は気候や水資源に影響し、食文化にも反映されいる。
・日本人の文化や風土は、地震や火山などの自然災害に対する無常観や諦念から生まれたものであり、儚いものに美を感じる精神性を持つようになった。
・和食は、日本列島の地理的要因や歴史的変遷や季節や郷土の特徴などに影響されて成り立っている。和食の真髄である出汁は、多様性や軟水という恵みによって可能になった
・香川県では、花崗岩やサヌカイトなどの特徴的な岩石があり、お酒造りや醤油作りに適した水を育み、また瀬戸内海の高速潮流が旨い魚介類を育てた。
・香川の食材は地質がつくった自然環境と密接に関係している。
・地域の大地や自然や文化を生かした観光や料理を提供し、伝統と革新を融合させることが必要
・海外の知的旅行者に日本と香川の魅力を伝えるには、美味しいものを食べるだけでなく、和食や日本食の定義や成り立ち、先人たちの努力や歴史についても理解してもらうことが重要
・観光データから紐解くコト消費の時代、コト消費のための体験、体験の中でも一日三回行う体験である食、食は「お皿に乗った地域の風土・文化・歴史」
・観光とは「感幸」。何度もその土地を訪れてもらうためには、会う人に愛着を持ち、その人を大切に思うことで地域との繋がりを感じる。ガイドの存在は重要
・ジオツーリズムの基本や実践方法やマーケティングやインタープリテーション
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