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#008 人はもっと自然を身近に感じる必要がある
キャンプが趣味の僕としては、
衝撃のニュースだった。
神奈川県相模原市にて
自然の中で癒しと楽しさに包まれてた人が
倒木により、死亡。
悲しすぎるだろ。。。
◾︎キャンプ場で倒木がテントに直撃
https://news.yahoo.co.jp/articles/9032e28c4116a467b60453dd3a651e1ea35061e1
原因は、ナラ枯れによって、
根腐れした木が倒れてきたこと。
ナラ枯れの原因は、
カシノナガキクイムシという甲虫がブナ科の木に穴を開けて、ナラ菌と呼ばれる病原菌を持ち込むこと。ナラ菌は木の細胞を破壊して水分の循環を妨げるため、木は枯れてしまう。
しかし、こう書くと、
悪役に見えるカシノナガキクイムシ。
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駆除すればいいじゃんって考えるのは短絡的。もっと深く掘り下げて考えるべき問題だ。
カシノナガキクイムシは自然界の中では、菌類の分散に重要な役割を与えていて、枯死した木は土壌に還元されて、有機物や養分を供給し、他の生態系の成長や育成に影響を与えている。
この事故による、自然界からのメッセージは、「もっと自然に寄り添って」だと考える。
カシノナガキクイムシの増加は、地球温暖化や木炭利用の減少が一因だと考えられている。
より豊かになるために、たくさんの便利で快適なものを作り、いつでもどこでも美味しいものが食べられて、あったかい寝床で安心安全で眠れる恩恵を受けている人間。
人間は、より自然の変化に敏感になり、
寄り添っていくべきだと考える。
木炭を利用していた時代は、マツタケがそこら辺の山で採れていたと聞く。それは森林伐採により土壌が痩せていて、生き抜くために、松とマツタケの間で栄養分の交換を行わざるをえない環境だったから。
自然界の生態系は、ただ生き抜くために正直に真っ直ぐに生きているだけ。
人は、自然を放ったらかしにするのではなく、適度に自然の変化に関わる姿勢が大事ではないか。
SDGsという人類全体の目標が掲げられたが、
その第一歩として、人はもっと、自然を身近に感じるべきだと思う。
被害に遭われた方、
心からお悔やみ申し上げます。
◾︎ナラ枯れの原因、カシナガキクイムシの生態。 首都圏は3年前の20倍に急増、突然の倒木も…“ナラ枯れ”対策は?
◾︎ナラ枯れ被害(林野庁)