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夏子の冒険 DESIRE〜情熱〜
本を読みました!
高校時代本が休み時間の友達だったぼくは(友達はいたんだから!!)その名残で今でも小説は読んでるんですけど、
みなさん本にはどうやって出会いますか??
ぼくは本屋さんに行って、ジャケ買いするか親の本棚を漁るか、、、今日読んだ三島由紀夫の「夏子の冒険」はもう一つの選択肢である人に勧められた本でした。
20代の若く綺麗な夏子の「修道院に入るわ」という宣言で始まるこの物語は自由奔放で常に我が道をいく夏子を軸に進んでいくお話で、人の機嫌を伺ったり、自分を出せずにいるような人は読んでみたらハッとするんじゃないでしょうか?分かりませんが
先ほどから登場している夏子ちゃんは容姿端麗な上育ちがいいので常に男の子が周りにいるような状況で本人も体裁よく付き合っているものの昇給と重役を望む会社員、教授になりたいという野心を持つ大学の助手や、将来一緒に住む家の模型をプレゼントする建築科の大学生などをつまらないと一蹴してしまう
そんな中でたまたま駅で見かけた青年の瞳にうつる”情熱”に夏子は感動を覚え修道院行きをやめその青年を追いかけることに・・・
あらすじはこんな感じなんですが夏子ちゃん、もう成人してる年のはずなんですよね笑こんな廿歳やばいやろって思いながらも凄まじい行動力で人を巻き込んでいく姿は気持ち良さすら感じ、それこそが夏子の魅力なんだろうな。なんて思ったり
上記の情熱の目を持った青年に心打たれていた夏子も一瞬その心の薔薇に水をやることを忘れていたんじゃないか?と思う節はあったけれどクスッとするようなラストだったのかな
ラストに関して、中森明菜は夢は見る前に醒めてしまったら何にもならないっていうけど、夢を追うその瞬間が一番人間の情熱溢れる瞬間なのか。なんて雑にタイトルを回収していく