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いつでも住宅を購入できた方が、突然購入できなくなるケースがありまして…😶「良くあるご相談事例」について

 皆さまおはようございます。お住まい探しのコンサルタント、(株)アルカンシェルホームの岩﨑です。

 さて今日は、お客様の良くあるご相談事例の中で、「いつでも住宅を購入できた方が、突然購入できなくなるケース」をちょっとお話しします。

 これらを事前に知っておかれると、お住まい探しのリスクをだいぶ減らせるのでは…と思っております😌

 ちょっと長い…長いかも…。最後まで見ていただけたら嬉しいです…。

 それでは早速スタート!

【ケース①】お住まいを買う前にローンを組んで車を購入した場合

 これって、車に限らず、カードローン(リボ払い)やキャッシングなどのローンを借りている場合や、親の住宅ローンの連帯債務者になっているケースも同じなのですが…。

 既存の借り入れがある場合、住宅ローンで組める金額はかなり下がってしまいます(皆様ご想像はつくとは思いますが…ごめんなさい😔)

 ただですね…このご相談が意外とあるのはなんでかというと…

「うちも住宅をそろそろ考えようか」というタイミングは案外突然やってくる

 傾向がありまして…😶

 で、住宅ローンの借入可能額が、車のローンがある場合とない場合とで、どのくらい違うかちょっと計算してみます。

【例えばご年収500万円、勤続3年のご家庭の場合】

 通常であれば、審査金利3.7% 返済比率35% 35年返済とすると…

→ 3430万円まで借りれる

 審査が緩い銀行ですと…(審査金利0.775% 返済比率30%)

→ 4590万円まで借りられる

 わけなのですが。

この方がもし車のローンを借りて、月4万円の返済があったとするとどうなるでしょう?

 そうすると、審査金利3.7% 返済比率35% 35年返済の場合で…

→ 恐るべきことに!「2490万円までしか借りられない!」😫

 緩い銀行でも…

→ 3120万円までしか借りられない!

 となりまして。

その差はなんと!940万円~1470万円差!

 その分頭金がいるということになってしまうのです…

こわ!怖すぎるだろう住宅ローンの審査基準!

 ちょっと自己資金ですぐどうこうできる差ではないので、ご注意いただいた方が良いかな~と。。

 なので…

できたら、購入するなら住まいが先。車が後。

 の方がご検討しやすいです。

 もちろん、車のローンやカードのローンがある方は、住宅ローンを通すテクニックを駆使すればご購入できる方法はあります!

 けど、大枠は上記のようなことがありますということを知っておいていただければ…と…😌

【ケース②ヘッドハンティングなどの良い条件があったので、転職したよというケース】

 今の時代、終身雇用の時代でもありませんので、良い条件でご転職の機会があったら、そりゃぁもう!転生した方が良いです!ぜったい良い!

 ただ、ご転職されると、勤続1年未満の場合、住宅ローンの審査上、ご年収の見方で不利になってしまうのです。。

例えば転職前のご年収が500万円、転職後は月給40万円+賞与60万円×2=600万円に上がる!

 ケースで考えてみます。
 ご年収500万円の時は、前述のように3430万円~4590万円まで借りれるわけですが。
 転職後は?といいますと…

比較的審査が緩くて多く貸してくれる銀行は、勤続1年未満だと取り扱ってくれない😯

 ので、大手都市銀行を中心に持ち込みをすることになりまして。
 そして審査上の年収の見方は…

すでに支給された給与・賞与しか審査上見てくれない😭

 のです(「見込み収入」では審査してくれないのです)。よって…

ボーナスが支給される前だと、月給しか支給されていないので、それを12か月もらったと換算した年収で審査する

 ことになりまして。

40万円×12=480万円の年収として審査される

 ので、審査上の年収は減ってしまうのですね。

で、緩い銀行は使えないので、結局3290万円までしか借りられない

 ことになりまして。
 これを比較すると… 転職前だと最低でも3430万円、多くて4590万円借り入れができたので、

その差は140万円~1300万円!

 とななってしまい…。住まいの選択肢がだいぶ少なくなっちゃうんです…。

 ただ、

賞与が支給されれば、審査上の年収に加えることができる!

 ので、せめて賞与1回分の支給を待つなどの方法が打開策になったりします。

 年収が上がったのに借入可能額が減るなんて、なんかおかしな仕組みですよね…😭でもまぁ…現状そうなっております…。

 知っておかれるとよいかもですね。

【ケース③仕事は続けているが、ご主人様の体調が悪くなった場合】

 これはですね、「団体信用生命保険」のお話しです。
 日本の住宅ローンは、フラット35を除き、「団体信用生命保険」の加入が必須です。
 これは何かといいますと…

住宅ローンには生命保険がセットでくっついてくる

 のです。
 よって、ローンの返済中に本人が死亡した場合、生命保険でローンが完済されるしくみです。
 遺族の奥様や子供たちは、住宅ローンの負担のない住宅を相続でき、生活の基盤が脅かされることはありません。
 お~良心的な制度ですね!

(ちなみにお金を貸した銀行も、生命保険で債権を回収できるという意味合いもありますが…世の中ってなんかどろどろしてますね…😅)

 さて、ということは…

住宅ローンの本審査では、生命保険の審査も受けなければならない

 ということなのです(フラット35だけは、生命保険をかけないで融資してくれます。ただ、それはそれで不安もありますよね…😔)

 というわけなので、

住宅を購入するタイミングで、健康状態に不調があると、生命保険の審査が×で、その結果住宅ローンが借りられない😶

 ということがちょいちょい起きます…。

 特によくあるケースとして…

「高血圧で薬をもらってる」

「糖尿病で薬をもらってる」

「うつ病などで薬をもらってる」

 となると、団体信用生命保険はかなりの確率で×がきてしまうのです…。
 そんな方への打開策のプランとしては、

多少病気があっても生命保険の加入ができる「ワイド団信」

 というのもあるのですが。

「ワイド団信」の審査が通るかどうかは、やってみないと分からない

 というのと、

「ワイド団信」が通っても、金利が0.3%くらいプラスされる

 というのがあるのです…😔

 健康に自信があっても、体調の不調ばかりは予測不可能なところがあるので…。

 これにかかわるご相談事例は結構あります…。

 ただ、ワイド団信が、審査が意外と厳しくて、なかなか通らないんですよね…。

 なので、

住宅のご検討を思い立ったら、買えるときに買っておいた方が楽!

 ということは言えるかなと思います。

 購入した後なら、転職してもOK。車のローンその他のローンを組んでもOK。体調に不調があったら、どんどんお医者さんにお薬もらってください😊それで早く治しちゃいましょう👍

だって、買った後はもう審査されないのですから!😊

 これからお住まいをご検討される方は、こんなことがあるよと知っておいておかれると良いかな~と思います。

 もしも…

 もしもこれらのことで、ほかの不動産屋さんで審査に引っかかっている場合、私にご相談いただければ、どうにかする方法がないかお調べしてご提案しますね!

 ご連絡頂く場合は…。とりあえずメールを頂ければと…。

 arc-en-ciel@kkf.biglobe.ne.jp   (株)アルカンシェルホームの岩﨑まで。

 みなさまが素敵なおうちに出会えますように!心からお祈りしておりますね❣😊

 今日は長くなっちゃいましたが…

 今日はこのへんで~😊ではでは~。