容姿ネタ
予定では『う』を書くことになるんだけど、
忘れたくないので『容姿ネタ』について書く、長文。
最初に書いておくが、私は福田麻貴のファンである。
で、Twitterのトレンドにもなった「容姿ネタ」
3時のヒロインの福田がTwitterに「容姿ネタを捨てる」とツイートしたことから、芸人の容姿をいじることについて賛否が分かれた問題。←大げさ?
どうして捨てるツイートすることになったのか?
先日放送されたネタ番組で、福田の顔を「2年ぬか漬けしたあ○みょん」「リト○リ書類審査落ちた人」などと例えたネタが、その芸能人に失礼と炎上。福田が「その人達よりも自分は下だという気持ちで作ったネタ」と弁解し「いろいろ考えた結果、容姿ネタは捨てる」とツイートしたことが始まり。容姿ネタを捨てることは前から決めていたそうだが。
昨日のワイドナショーで、福田が思いを語ったことでトレンド入りするまで話題になった。その前にもネット番組でこのことに言及していて、そっちの方がより詳しく話していた。
そしてファンである私の意見。
さあ、「容姿いじりのネタ」についてどう思うか?
まず私は関西の48歳である。もう昭和の笑いど真ん中で生きてきた世代。ドリフ、ひょうきん族、ダウンタウン・・・今でいうパワハラ、セクハラ、容姿いじり、貧富いじり、、、何でもありの時代で、若手芸人が罰ゲームを受けたり、無茶振りされて半泣きになるところを見て「この人おいしいなあ〜」とキャッキャッ笑っていた人間である。
容姿いじり、いじられた芸人がおいしくなるなら、それは愛ある行為でしょう。
福田も『容姿いじり』については「芸人にとっておいしいこと、感謝している」と言っていてる。
SNSの普及で一部の批判ツイートが瞬く間に拡散され、大衆の意見のように捉えられる。YouTubeの台頭で芸人のまねごとをしたYouTuberがもてはやされ、いじめ同然のことがネットで流される。
無茶苦茶していいのはテレビの中だけで、それは選ばれた人だけができること。
そんな当たり前のことが今は当たり前じゃなくなって、プロの芸人のネタまでもが一般人と同じ目線で語られる。
今回ツイートの引き金になったネタで、もし仮に怒ることがあるなら、そうできるのは例えられた本人だけで、それ以外の人にはただの漫才のネタなので、嫌なら見なければいい。かわいそうとか、失礼とか誰が、誰に何言うとんねん!
しかし、、、そんなことをいうのは実はもう古いのかなあとワイドナショーを見て思った。
松本の言葉に、福田の答えを聞いていると、今までテレビで生きてきた芸人と、これからテレビで生きていく芸人の違いを見たような気がした。
「ネタは自分たちの世界。引かずに頑張るやり方もある」という松本に対し、
「面白いと思っていてもウケないなら今はやる必要はない」という福田。
どちらも正しいのはもちろんで、その上でどちらが前を向いているか?
ファンである私は、毎月行われている3時のヒロインの単独ライブを配信で見ていて、今回のような容姿ネタについて「正直、いつまでできるのかなあ」と思っていた。ネタの構成は面白いけど、どんどん垢抜けて、福田の容姿をいじることをオチにするには違和感が出てきたから。あと福田がかなでに「デブ!」と突っ込むネタがあったが、珍しく直接的なツッコミだなと、終演後アンケートにあまり笑えなかったと書いた。
「劇場でも容姿いじりが受けなくなってきた」と福田は言っていたが、それは3月の単独ライブの時にすでに言っていて、その時から『容姿ネタ』について考えていたのでは?2月に「デブ!」と直接的なツッコミをしたのも、反応を見るためだったのかなあ・・・なんてファン目線の深読みまでしてしまう。実際3月の新ネタは容姿全く関係ないネタだった。
福田麻貴はテレビに出ることを目指して3時のヒロインを結成した。←らしい
リアルとフェイクが混同している若い世代に受け入れられながら、これからトリオでテレビに出続けるために、自分たちの武器を一旦置いて、前を向いた選択をしたんじゃないかと思う。←また大げさやなあ
その選択はが正しいか正しくないかは、これからのこと。
ファンとしては今回の選択を応援するし、新しいネタも楽しみでしかない。ただ、ガキ使や水ダウで、めちゃめちゃおいしくいじられて半泣きになる福田麻貴を見たいのも事実・・・昭和なもんで。
『よ』容姿ネタというより完全に『ふ』福田麻貴になってしまった。
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