英検一級勉強法:やっぱり単語その3
こんにちは。札幌で英語講師をしているアラといいます。
今回は、作ったフラッシュカードをどう使うのかというお話しです。
僕の場合、カードの山を20個ぐらいに分け、クリップでとめ、毎日二つくらいを持ち歩いていました。そして乗り物での移動時や歯医者の待ち時間、はてはトイレ中など、スキマ時間に必ずカードを見るようにしていました。
見るだけでいいのか、という点ですが、いいんです。英単語を見て、クルッと裏返して日本語訳を確認する。それを繰り返して一周したら、カードをシャッフルして、こんどはテストをします。すると、何個かは正解できるようになっています。
あとはもうこの「見る」→「シャッフルする」→「テストする」のパターンをひたすら繰り返します。そして1束目を覚えたら2つ目に進みます。一日で2束は厳しいことも多いですが、完璧を目指さないことも継続のためには大切です。
翌日からは別のカードに取り組むので、今日やったカードに戻ってくるのは一週間後とか十日後になります。その頃になると忘れてしまっている単語がかなり出てくるので、また同じように見て、シャッフルして、テストします。
たったこれだけの単純なことですが、大切なのは続けること。続けることを目標にして、出来不出来には拘らないのがいいと思います。
実を言うと、カードを作る作業の段階で、結構頭に入ります。なので、いきなり半分くらい正解できちゃうこともあるのです。正解できると気分もよいので、またやろうという気にもなります。
イディオムもカード化しました。でも、イディオムはやはり覚えるのが単語よりも難しく、束の中にイディオムが多いと、「いやだなー。やりたくないなー。」となりやすかったです。僕は単語がカードに占める割合を90%、イディオム10%くらいを目安にしていました。
カードは、勉強したという事実が実体化したものでもあるので、「少なくとも自分はこれだけはやったんだ。」という実感を与えてくれます。勉強継続の強い味方になりますよ。
次回は単語を覚えるための、その他の方法について書こうと思います。