大学受験の英語:テストの重要性
こんにちは。札幌で英語講師をしているアラといいます。
勉強法の研究も様々ありますが、その一つに、テストをすることで覚える、というものがあります。"A Mind for Numbers"という数学や理科の効果的な勉強法について分析・解説したベストセラーによると、テストそのものが強力な学習ツールであるといいます。テストの問題を解く時には必ず「思い出す」というプロセスがあるわけですが、思い出そうとすることで記憶が強化されるのだそうです。
「723年」という年号を見て、「ナジミ(723)の土地は俺のもの。三世一身の法!」とひらめけば、そこでさらに忘れにくくなる、というわけです。
大学入試に向けた英語の勉強でも、自分で自分をテストすることが本当に大切です。
進学校に通っている子にたまにいるのが「関係代名詞の問題だとわかれば正解できるけど、模試では正解できない。」という子です。これは言い換えれば「空欄に関係代名詞を入れよ、といわれればわかるけど、空欄に適切な語を入れよ、と言われたらわからない。」ということです。つまりそもそも理解しているのか怪しい。「関係代名詞を入れよ」というのはもう答えみたいなもんですから。
問題集を解いて丸付けをして事足れり、としているのかもしれません。そこから一歩進めて、様々な文法がランダムで出題されている問題集などで自分をテストする必要があります。そうして自分がまだ理解できていないところを把握していくのです。
次回は、単語だってテストが重要だ、というお話をしたいと思います。