大人になった子供の子供みたいな夢
一体どれほどの力を持っているのか
一体僕に何が出来るのか。
考えることは常にある。
けど僕は吐いて倒れて砕け散って
前に進む方法以外は知らない。
楽した自分の道に誇りは持てない。
「頑張る」ってのは
僕にとってはそういう意味だ。
僕は正直言って不器用だ。
人に頼るのが苦手で、人間関係が苦手で、継続が苦手で、努力が嫌いで「なりたいもの」なんて分からない。
けど僕は「なりたくないもの」ならいくらでもある。子供のまま年齢を重ねた人間、口だけの人間、例を挙げればキリが無い。
少なくともなりたいベクトルはわからなくてもなりたくないベクトルはわかっている。目指したくない方向には行かない。それだけで僕は酷く曖昧な僕を形成してるのだと思う。
この歪な僕は幼い頃から歪んだ環境に適応し、現状を変える手段を外部に求めていた。しかしそれを解決してくれる外的要因はひとつもなかった。
「ロビンフッドがいなければ自分がなればいい。」そんな綺麗事僕には似合わない。
けれど、人に出来ない事に挑むから価値がある。同じことに価値は僕自身が見い出せない。
僕は自身に対し主人公(ロビンフッド)で在りたい。
努力なんて大嫌いな言葉だけれど、それをしければ前に進めないというのならばいくらでもしてやる。大人になれば手放すものを僕は今胸の内に焼き付けてしがみついていたい。
僕は不器用だ。
酷く歪だ。
けどこれが僕だ。
僕は、自身の主人公で在りたい。