酔いどれ街道千鳥足

深酒をしてくだを巻くような大人にはなりたくなかった。そんな話が面白いことはほとんどないんだから。しかし、noteでこのようにして、誰も見ない駄文を書き散らすくらいだから、「深酒くだ巻き大人」の適性はあったんだろう。

深夜なのに眠くない。不眠のケかがある。少しだけなら眠れる。

人間は元々休眠状態が主で、進化の過程で「覚醒」の機能を発達させてきたらしい。そんな話を何処かで読んだ。なんでそんな余計なことをしたんだろう。寝てればよかったのに。

いや、余計なことを「した」というのは正しくないな。結果として「覚醒」の機能が発達しただけか。キリンの首が長いのは、高いところにある食べ物にありつく為ではない。首が長い方が、高いところの食べ物にありつけた。だから、首の長い個体の方が生き残りやすかった。首の長い個体同士が交配して、首の長い個体が生まれてはまた生き残り、子孫を遺した。進化は目的があって「する」ものではない。結果的にそう「なった」だけのこと

それならば、やはり、人間の祖先の、休眠して、寝てばかりいた個体は早々に死んで子孫を遺せなかったのか。

ふと考えるのだけど、生き残りとか、繁栄とか、進化とか、そんなに素晴らしいものなんだろうか。

全部ただの結果なのではないか。遺された、残りものなのではないだろうか。

文章を書いた後にタイトルを決めることもある。
今日はそうする。


いかにも酔っ払いが書いてそうな文章だから、タイトルは「酔いどれ街道千鳥足」にしようかな。「酔いどれ人生千鳥足」でも良いな。酔っ払ってでもいなけりゃやってらんないぜ。

実はシラフで書いているけれど…。

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