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ラピュタへの道 8     小津坂峠は良い峠編         

4時半に目覚める。
シリアルを食べる。何処かでプロの人が食べていると聞いたから。
しかしまだ眠く、また30分だけ眠る。 
出発が遅くなったけど結果これはいい判断だったと思う。
前日通勤でロードバイクに乗って、帰り道結構な強度で乗った疲れが抜けてないようだ。
ロングライドしてると眠くなるときってありますよね。
今日は祝日、車は少ないので快適ではあったけど、時間があまりない。
我が家の暗黙のルールで昼までに帰宅する感じになっている。
…表和田から登る?無謀かもしれないけど、時間を考えると大垂水経由だと昼までの帰宅が無理っぽい。
よぅし、いっちょ挑戦しよう。表和田からのラピュタ坂を!
下げ気味だった気持ちが上向く。

浅川の「白の道」をひた走る

和田峠前のラストコンビニに入ると、見たことがない程の混雑っぷり。
ナニコレ?
と何も買わずに出る。菓子パン買うのに10分以上かかりそうだ。
ちょっと違う方向のセブンに行ったけどこちらもかなりの人だ。
そうか忘れてた、今日は5月3日だった。
ゴールデンウイーク真っ只中だった。
高尾方面なんてこんなもんじゃないんだろうな。大垂水行かなかったのは大正解だったけど、現実は厳しい。
時間的に和田に登るのも厳しくなってきた。
う〜ん…このまま帰るか…?いやしかしそれも寂しいぞ。入山峠も結構微妙だな…。
菓子パンとコーヒーで補給しながら、
そうだ、小津に行こう
と思いついた。
和田峠や入山峠の手前にこじんまりとした峠で、小津坂峠という名称だ。
頂上付近は道の両サイドに高い壁がそびえ、なかなかの非日常感だった記憶がある。
ヒルクライムって程ではないが、個人的には結構好きな峠だ。
マス釣り場辺りに入口がある。
ほとんどのサイクリストは素通りの脇道に一人右折。
農道のような坂が始まり、峠道っぽくなったと思うともうピークに辿り着く。

小津坂峠

ゴールデンウイーク真っ只中、人っ子一人いない静かな峠を登り向こう側に降りる。
点在する民家を進むとバスのロータリー?にたどり着き、ぐるりと転回して反対側から再び登坂。

この橋の先がロータリー

そこそこの強度で登ればそこそこ息は上がる。
途中外国人サイクリストとすれ違った。
向こうも驚いていたようだ。
あとは混んできたサイクリングロードを安全運転で帰宅。

翌週。水曜日。
予定を組み込まれてしまったので早朝しか乗れない。
尾根幹往復を選択。
そういえば尾根幹も久しぶりだ。
自宅から往復で75キロくらい。
脚が衰えないように、結構がんばって踏む。
本格的にロードに乗っている人なら、パワーとかSST(でしたっけ?)とかで具体的に表記出来るのでしょうけど、持ち合わせがないもので…「頑張る」とか「そこそこ」とかの表現になってしまう。

尾根幹途中のカリオストロの城

平日の早朝だというのに、何人かの物凄いスピードのサイクリストに抜かれる。
きっとラピュタKOMの人に違いないさ…。
一体どれくらい練習を重ねればあんなスピードで坂を登れるのだろうか?
eバイクに乗っても追いつけないぞ。
それでも何人かのサイクリストを抜きもする。
少しは成長している実感もある。
特にラピュタに通いだしてから、その感覚ははっきり感じられるようになった。
帰宅してからストラバをみると、いくつかのセグメントでベストタイムを記録していた。
自分の成長がわかるとやはり嬉しい。
こうやってロードバイクにハマっていくのかな、みんな。

コレは小津坂の眺望

あまり走れてないけど、これもまたラピュタへの道さ。
来週こそラピュタに行けますように。


追記 雨だったさ…

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