ラピュタへの道34 また買っちまった編
先週のこと。
ミスドのオールドファッションを食べながらネットの個人売買サイトを見ていて、とあるロードバイクが目に止まった。
思わず2個目のオールドファッションに伸ばす手が止まった。その手はまるでポンペイの亡骸のようであったとかなかったとか…。
値段はオールドファッション132個分(ちゃんと計算した)くらいだった。
ワイの足は自転車だけなので、買い物用に荷台付の自転車は欠かせない。
今までは自転車アサヒのラトゥールを愛用していた。頑丈で良い自転車で、通勤と買い物に使用していて、特に不満は無かった。
しかしそのグフのような鮮やかな青のロードバイクを見つけてしまった。
特に憧れのメーカーというわけではなかったのだけど、なんか見た目がおしゃれな感じだなという認識は以前から持っていた。
特にラトゥールを買い替えようと考えていたワケではないけど、見つけた瞬間やるなら今しかねぇと速攻で買いたい旨のメールを送って、翌日の休日のロングライドの予定を返上して、片道1560円の電車賃と片道2時間を捧げ晴れて無事に抜かりなく滞りなく円滑且つ忌憚なく手に入れた。
状態もよく、傷もなく、バーテープもきれいで、タイヤは少しくたびれてはいたけど問題なく、ギヤも快調、ブレーキも無問題。
通勤、買い物という目的で買ったのだが、乗ってみると、意外なほど走れる!
ブラケットポジションでいつもくらい踏み込んでもいつもくらい加速し巡航出来て、「まだまだ走れるよ」と言っているみたいに感じられる。
正直MARINナメてました。
見た目だけロードバイクにしたんだろう、位に思っていた。心から謝罪致します、MARIN様。
そして、走ってみて楽しかった。とっても気に入ってしまった!
ダブルレバーのラトゥールも嫌だったわけではなかったけど、いかんせん重い。
仕事帰りにちょっと走るか、という気にはならなかった。
スピードに乗れば速度を維持しやすいのかと踏み込んでみてもいつまでもいつまでも重かった。トレーニングにはとてもいいのだろう。けどね。
決してラトゥールを否定しているのではありませんよ。ラトゥールも乗る楽しさももちろんあります。
しかしラトゥールに乗っているときは「お父さんの古い自転車に乗っている」ような感覚だが、MARINは「ロードバイクに乗っている」という実感があった。一番の違いはそこ。
これだったら会社にジャージ一式を常備しておいて、会社帰りにひとっ走りしようかと本気で画策している。
ラトゥールの重さに慣れてしまったせいか、普段乗っているキャニオンと遜色ないのでは?と思えるほど走りが良かった。
そうなってくると本格的なライトやテールランプ、予備チューブやらも用意しよう!
と、そんな事を考えているだけでウキウキしてきて、またロードバイク熱が高まってしまった。
何日かMARINEで通勤し、果たしてこれでロングライドしたらどうなるだろうか?と思い、次の休日、早速130km位の平坦コースへと漕ぎ出した。
フラペだけど十分走れる。
25キロ地点をいつもと同じくらいで通過。
やるじゃんMARINE!頭の中でゴーストバスターズのテーマ曲が流れる。昨日観たから。
その後40キロ位走り続けて飯能まで来た。
少し上りに入ると流石にキャニオン程は登れない。
ダンシングをすると、その違いが明らかとはなった。
車体を振ると重さのその差歴然。
うーむ…キャニオン、やっぱいいバイクだったのだな。
しみじみ感じながらUターンし帰路に。
走行距離が100キロを越えたくらいから、疲労が一気に溜まってきた。
少々の休憩では抜けないくらいの売り切れ間際だ。
110キロを超すと30キロの巡航もできなくなり、120キロを超えるとワイの足は終わって、かろうじて25キロくらいで帰宅した。
やはり走りはキャニオンが1枚も2枚も上で、ホッとした。
だからと言ってMARIN熱が冷めたわけでもなく、いやぁいい買い物をしたなぁ、と未だに思えるし、キャニオンの素晴らしさも再認識出来たし、電車で片道1560円かけて休日を返上して買いに行って良かった。我ながらいい判断いい行動力だったな。とお茶をすすりながらしみじみ思ふワイだった。
一番のお気に入りポイントは見た目だ。
見た目って大事。
ワイの一番の愛車はキャニオンだけど、一つだけ不満点は見た目だ。
ちょっと地味すぎる。
正直買ったとき「…青にすればよかったかな…」と本心では思っていたけどそれは考えないようにしていた。
乗っているうちに慣れてくるだろうし、地味なくらいが飽きが来なくていいだろう。と自分に言い聞かせていた。
2年以上乗ってきて、最近そのような不満は全くなくなって、愛着を感じているし、確かに飽きてもいない。しかし…地味ではある。
その点をこの中古MARINが完全に埋めてくれた。
しかも結構走れるし!
はたしてこのMARINはワイのサイクルライフをどう彩りどこに連れて行ってくれるのか、乞うご期待。いい予感しかしない!
ロードバイクの購入を考えている方がいたら、よくあるアドバイスですが、「見た目、大事!ゼッタイ!」でごわす!
そういえば何ていうモデルかがわからない…。車体には何も記載されとらん…。まいいか…。