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2度目の検査で陽性判定、そして隔離入院へ
コロナ陽性判定を受け、隔離入院中です。
陽性判定が増える中、入院をしなければいけなくなった人のための心構えに。
こういう人は、病院で苦しい思いをするだろうから、ならないように十分に気を付けてください。特に閉所恐怖症の人は注意が必要です。
との思いを込めて病床より書いています。
<2度目の検査>
先週と同じ病院へ行く。
こないだの診察とレントゲン撮影も行った。
「やはり血液では肺炎の気配は見られないが、肺に影がある」と。
医師からは「肺炎の可能性があるのでPCRに回します。結果は2日後になる」とのこと。
ここから検査結果が出るまで再び家にこもるが、熱がとんでもないことになる。
解熱剤が切れると40℃近くまで上がる。
寝ても同じような単純な映像がゆっくりループし、夢を見ながら頭の中で思っていることをしっかり覚えている。
その時は、何か同じような幾何学的な画像の1つの辺を4回叩いて凹んだら次のものへ、というのがゆっくりの速度で流れていく。頭の中では「しょうがない、ゆっくりゆっくり地道にやるしかない」と言い聞かせ、その夢を受け入れていた。
起きたら熱は39℃あった。
寝ている間は熱が下がっている状態であるように、解熱剤の効果時間を考えて、飲むことにしたらゆっくり眠れるようになった。だが、効果が切れると高熱になるのは変わらない。
過去にインフルなども含めて10日程度高熱になっていたこともあるので、それほど苦ではなかった。
自らの不安を取り除きたかったというよりは、あの時期に一緒に飲んだ人は大丈夫だろうか?という心配の方が勝って、連絡を取るが幸いにもみんな大丈夫だった。
<陽性判定>
そして検査から2日後の30日(木)11時11分、電話が鳴った。
「結果は陽性でした」。
結構ショックを受けた。
しっかり気を付けて手洗い・うがいもしてきたのに、気が緩んで免疫の落ちていたあの一瞬でか、と。
その時はそれよりも、友人たちが気にかかった。家族も子供もいる人たちもいる。みんな症状がないこと、会ってから12日経っており、あとわずかで国の規定からも外れるはずだったのに。
そして、給付金をばらまきにと、飲みに行った馴染みの店にも迷惑をかけたことになる。
悪化を防ぐため、高熱から楽になるため、そして周りに広めないためにも早く病院に入りたい。
不安よりも、治すために前向きになっていた。
とりあえず解熱剤を飲んで寝た。
5時に目が覚めた。
息が浅くなっている気がした。本当のショックが襲ってきた。
ただでさえ胃カメラに看護師4人に抑えられるほど、喉に管が入ることに恐怖を感じる。呼吸器系だけは無事でいてくれ。強く願った。
そこから寝るのが怖くなり、ずっと起きて静かにしていたら、呼吸は治まっていた。
精神が体に来ることが多く、昔なったことがある鬱病などもそうだった。
割り切ることで楽になり、体にも心にもいい影響をもたらすことを知っている。
昼過ぎに入院先が決まったっとの連絡がきた。
「今から1時間後に来てくれ」とのことで、あわただしく準備して向かった。
この時まではまだ周りのことを考えられた。
自分の弱さに気が付いてしまっていたら、どれだけ入院を拒むことになっていたか。