「歌ってみた」のボーカルMIXで音圧を上げる5つの方法
こんにちは!arawaです。
今回は、このようなお悩みを解決する内容です。
僕が直接プロに聞いた「歌ってみた」のボーカルMIXで音圧を上げる方法を5つまとめてみました!
ちなみにこの「プロの方」は、若い頃からプロとして活動し、ポップス・映画音楽・CM音楽など、様々なシーンでご活躍されている現役の方です。
(以下「先生」とさせていただきます)
お金の話になってしまいますが、印税だけで暮らせていけるレベルの方ですので、ご紹介する内容は間違いなく使える内容です。
途中からは有料となっていますが、スタバ1杯分で一生使えるテクニックが学べますので、ぜひ生涯の投資として、最後までご覧ください。
(「MIX」「ミキシング」「ミックス」は全て同様の意味ですが、今回は「MIX」という言葉を使ってご説明致します。)
1.空間系エフェクトに使うEQを工夫する
ボーカルMIXにおいてリバーブやディレイなどの空間系エフェクトを使うシーンはたくさんあると思いますが、この場合は「リバーブやディレイを十分感じられる音=必要な音だけを残す」を意識しましょう。
サイドチェインを活用しよう
ベースとキックでよく使われるサイドチェインを、空間系エフェクトに活用することもできます。
「メインボーカルが鳴っている間は、空間系エフェクトの音量を下げる」という設定にしてみましょう。
サイドチェインと全く同じやり方でできるので、DAW付属のコンプレッサーを使っても良いですし、視覚的にわかりやすい「Trackspacer」などのエフェクトを使っても良いでしょう。
Trackspacerは多くのプロに愛されているプラグインの一つで、特にボーカルMIXをする時は毎回使ってしまうほど便利なので、とてもおすすめです。
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※Plugin Boutiqueは英語サイトですが、日本語サポートもあり、安心して購入できるサイトです。シリアルナンバーの管理や製品のダウンロードもラクで、僕もこのサイトから購入することが多いです。
2.ダブリングのボーカルに使うEQを工夫する
メインボーカルを補強するために、ダブリングをする場合も多いでしょう。
この時、ダブリングパートをメインボーカルと同じEQにしてしまうと、メインボーカルが埋もれてしまう原因にもなり、音量も不必要に上がってしまうため、音圧UPの妨げになります。
欲しい効果が得られるようなEQにしよう
ダブリングをすることでどんな効果を得たいのかによって、EQを工夫してみましょう。
例えば子音や空気感を強調したいなら高音域は残し、人数感・音量感・存在感を強調したいのであれば中音域を残したりなどですね。
また、パンを左右に振ると、メインボーカルと場所が被らないのでボーカル全体がより大きく聞こえます。
3.インスト音源に使うEQを工夫する
こちらはやりすぎるとインスト音源がダサくなってしまうので注意が必要ですが、ボーカルと被る帯域を少しだけ削るという手もアリです。
例えばメインボーカルの中心となる音域が500hz付近と2khz付近であれば、インスト音源のその帯域を少しだけ削ります。
こうすると、インストに邪魔されずにメインボーカルが映えやすくなります。
MSに分けてさらに細かく調整をしてみよう
MS処理ができるプラグインをお持ちの場合は、入れたボーカルの特性によってMid/SideのEQをそれぞれ調整してみましょう。
「MS処理」とは、かんたんに言うと「真ん中から聞こえてくる音」と「横から聞こえてくる音」に分けて、それぞれにEQをかけたりすることです。
例えば、常に真ん中から聞こえてくるメインボーカル(Mの成分)が、同じく真ん中から聞こえてくるスネアやキックの音と帯域が被っていることがあります。
もしこの状態でボーカルが聞こえにくい場合は、ボーカルを優先したいのであれば、インスト音源のM成分にある音のうち、ボーカルと被る帯域(中音低域〜高音域)を少し削るなどの工夫をしてみましょう。
(あまり削りすぎると今度はキックやスネアの音がダサくなってしまいますので、良い塩梅の範囲でEQを使いましょう)
どの音を優先して聞かせたいのか、どの帯域をどのパートに譲りたいのかは人によって・曲によって違ってきますが、ボーカルとインストに入っている音が帯域も位置(MS)も被っている場合は注意が必要です。
少し上級のテクニックですが、トライしてみるとより素敵なMIXに仕上がります。
さて、次の4つ目・5つ目のテクニックは、少し上級のテクニックになります。
…と言っても、特別なプラグインを使うわけではなく、「プロはこんなところまで考えているんだ!」という意味での「上級テクニック」です。
今日からすぐ実践できる内容ですので、1~3つ目をすでにご覧いただいた方は、ぜひこちらもマスターして音圧UPを目指しましょう!
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