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下北沢ファンタスティック 2024.11.13
まず下北沢について語らせて下さい。20歳の時初めて降り立ち、ここが東京!?と思うほどの下町感とごちゃごちゃ感。もちろんいい意味で。
ここ日本!?と思うほどの国際色豊かな(純日本人の、もはや人種か分からないぐらいのオシャレ感)オシャレピープル達。アメリカンなカフェテラスで昼飲みを初めて経験したのも確か下北沢だった。
古着屋がたくさんあって、古着ってもちろん古いんだけどいつ行っても新しい。それが好きで、数年前は一時期既製品ブームが自分の中にきたけど、今やっぱり古着に戻っている。
カレーの匂いが至る所でする。飲めるカレー屋さん。昔は3〜4軒ハシゴして食べられたけど(甘い!?)、今はやらないけどよくて昼1軒食べて古着屋巡って夜1軒ぐらい。カレー作りが趣味になった今、吟味した珠玉の今日の1軒に行くのがまた楽しい。全然行けてないが。
この人何しているんだろうという感じの人がおじさんだけじゃなく若い人もたくさん居たり、それは今も変わってなくてとにかく安心するし勇気をもらえる街。
書いていて、自分の下北沢愛に気がつく。最近はそんなに、というより全然行っていないがそれもまた愛が増幅する。
11月13日、語ったことは本当なのか?というほど久しぶりに下北沢に降り立った。
駅や駅前は開発され綺麗になった。西口を降りるとすぐの角にマックがあって…っていうのはもうないが、マックは同じ場所に未だ現在だったりする。駅や駅からの出口が変わるだけで違う街にも見えるものだ。
メインは東口。改札を出ると広場がある。まだ工事をしているので、もっともっと広いスペースになるんだろうな。しかしいつまでも工事が終わっていない、東京あるあるでもある。
ブラブラ歩く。古着屋を覗き、また歩いては古着屋を覗く。昼間から缶チューハイを飲みながら歩いている人はいなかった。それも全然ありな街だが、開発された綺麗な駅前がそんなことをさせない雰囲気を作っている気もした。
小さなコーヒースタンドとか、小ぶりなカフェが増えたイメージ。タトゥーが入っている若者やオシャレをやめない同世代ぐらいの人たちが店前に置かれた丸椅子に座ってチルしている。平和だ。
本多劇場やスズナリも現在で、観に来たのであろう人も多々いた。昔よく観に来たっけな。面白いものから世界観が全く理解できないものまで、やっている役者さん達も作り手も伝えたいことや信念があって続けている。
そういえば昔観に行ってた時に知人と同じ舞台にいた役者さんか、最近テレビドラマでよく観る。芸名変わらず同じなんだ!や、続けてらっしゃったんだ!という驚きとともに、やはり継続は力なんだなと感じた。
久しぶりの下北沢、昔も思い出しつつ、今の街を楽しんだ。自分の中では今も昔も好きなお店や求めている感覚はあまり変わらず、世の中に合わせて変わっている中で不変なものがあったことに安心した。
昼も夜もファンタスティックだったな。やっぱり下北沢大好きだ。
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