「今月のあいちの花」はパンジー~11月は出荷量が多くなるとき
名古屋市中区のJAあいちビルのエントランスロビーに11月、「今月のあいちの花」であるパンジーが展示されています。花壇苗のひとつで心和ませてくれます。
愛知県は1962年から61年連続で花の産出額が日本一です。2022年は産出額573億円で、2位の千葉県、3位の福岡県の約3倍、「王国」を自称するのもうなずけます。
県は2013年度から月ごとに「今月のあいちの花」を選び、県庁正面玄関や主要施設で展示して、愛知の花を紹介してきました。
花壇苗は、庭づくりや鉢植えに適した草花の総称。パンジーのほかにマリーゴールドやサルビアなどがあります。JAあいちビルの展示は、JAあいち経済連が担当しています。
パンジーは秋から春まで長期間花が咲きます。愛知では11月にパンジーの出荷量が最も多くなることから、県やJAなど関係団体でつくる「花の王国あいち県民運動実行委員会」が選定しました。
パンジーの愛知の出荷量(2022年産)は全国2位で、産出額は20億円。県内の市町村別の産出額順位は、1位が一宮市、2位が稲沢市、3位が安城市(県園芸農産課調べ)。
■今月の花のマンネリ化
12月はシンビジウムで、いよいよ年の瀬を感じさせてくれます。
ただ、運動が長いだけにマンネリ化に注意しないといけません。季節感のある話題だけに、地元放送局などにも協力いただき、スタジオに生花を飾るなど視聴者に番組を通じて花のある生活をアピールしたいものです。ホテルなどの協力も欠かせません。
■サポート企業を広げたい
花いっぱい県民運動の趣旨に賛同し、県産の花を生かした活動をする企業や団体を実行委員会が「花の王国あいちサポート企業」として認定しています。サポート企業は42社・団体(2022年度)。
花壇づくり、フォトスポット設置、玄関に飾るなど支援できる方法はいろいろありそうです。
(2024年11月22日)
https://note.com/aratama_kimihide/n/n3f9a0213f668