ADAQ4224:高精度、高密度データ・アクイジション・ソリューション
https://www.analog.com/en/products/adaq4224.html#part-details
概要
ADAQ4224は、Analog DevicesのµModule®シリーズの高精度データ・アクイジション(DAQ)ソリューションです。このデバイスは、高精度な測定システムの開発サイクルを短縮するために設計されており、部品の選択、最適化、レイアウトなどの信号チェーン設計の課題を設計者からデバイスに移行します。
主な機能
高性能
スループット:2 MSPS、レイテンシなし
INL:-40℃~+105℃で±1 ppm
システム全体のダイナミック・レンジ:128 dB
SNR:106.5 dB
オフセット誤差ドリフト:+4.1 µV/℃
ゲイン誤差ドリフト:+1.50 ppm/℃
使いやすさを実現する機能
2次、270 kHzアンチエイリアシング・フィルタ
高入力インピーダンスPGIAゲインオプション:1/3、5/9、20/9、20/3
外部リファレンス電圧:4.096 Vまたは5 V
システムのフットプリントを削減する高密度ソリューション
14 mm × 9 mm、0.8 mmピッチ、178ボールCSP_BGAパッケージ
等価なディスクリート・ソリューションと比較して、フットプリントを4分の1に削減
その他の機能
内部VCM生成を備えたオンボード・リファレンス・バッファ
消費電力:2 MSPSで446 mW
電気的に絶縁された、1.8 V I²C互換温度センサ
Flexi-SPI™デジタル・インタフェース
1、2、または4レーンのSDOにより、低速SCKが可能
エコー・クロック・モードにより、デジタル・アイソレータの使用が簡素化
1.2 V~1.8 Vロジックに対応
PGIAゲイン制御(A0、A1)インタフェース
拡張サンプル分解能:最大30ビット
オーバーレンジおよび同期ビット
アプリケーション
自動試験装置
マシン・オートメーション
プロセス制御
医療および産業計測
デジタル制御ループ
使い方
ADAQ4224は、以下のブロックで構成されています。
プログラマブル・ゲイン計装アンプ(PGIA)
アンチエイリアシング・フィルタ
ADCドライバ
24ビット、2 MSPSのSAR ADC
温度センサ
リファレンス・バッファ
LDOレギュレータ
これらのブロックは、高精度なデータ・アクイジションに必要なすべての機能を提供します。
ADAQ4224を使用するには、まず、入力信号をPGIAに接続します。PGIAは、入力信号を増幅または減衰させることができます。次に、アンチエイリアシング・フィルタを使用して、エイリアシング・ノイズを除去します。ADCドライバは、ADCへの入力信号を調整します。ADCは、アナログ入力信号をデジタル・データに変換します。温度センサは、デバイスの温度を測定します。リファレンス・バッファは、ADCのリファレンス電圧を生成します。LDOレギュレータは、デバイスに必要な電圧を供給します。
ADAQ4224は、Flexi-SPI™デジタル・インタフェースを介して制御されます。Flexi-SPI™インタフェースは、最大4レーンのSDOをサポートしており、低速SCKで動作することができます。また、エコー・クロック・モードにより、デジタル・アイソレータの使用を簡素化することができます。
通信プロトコル
ADAQ4224は、Flexi-SPI™デジタル・インタフェースを使用します。Flexi-SPI™インタフェースは、SPIの拡張バージョンであり、複数のデータ・レーンをサポートしています。ADAQ4224は、最大4つのデータ・レーンをサポートしており、これにより、スループットを向上させることができます。
レジスタ
ADAQ4224には、デバイスを構成するためのプログラマブル・レジスタがいくつか用意されています。これらのレジスタには、SPIインタフェースを介してアクセスすることができます。レジスタの詳細については、データシートを参照してください。
その他のリソース
ADAQ4224データシート
ADAQ4224評価ボード
まとめ
ADAQ4224は、高精度、高密度データ・アクイジション・ソリューションです。このデバイスは、さまざまなアプリケーションに最適です。ADAQ4224の詳細については、Analog Devicesのウェブサイトをご覧ください。
なお弊社はADI様とは一切関係ありません。誤記がる可能性がありますので、上記URL等で再確認していただけると幸いです。