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【次に繋がる】札幌記念徹底回顧

重賞実績(2020,08,01~)
※推奨馬券での的中実績掲載
※重賞は全て独自買い目掲載

クイーンS
☆(11人気)-◎(4人気)-▲(1人気)
馬単35290円、3連単153700円的中🔥など

クラスターC
◎(1人気)-◯(3人気)-✕(4人気)
馬単1010円、3連単3460円的中🔥など

サマーチャンピオン
▲(4人気)-◎(3人気)-△(1人気)
馬単3160円、3連単6730円的中🔥など

ブリーダーズゴールドカップ
▲(2人気)-◯(4人気)-◎(1人気)
馬単1730円、3連単4660円的中🔥など

小倉記念
☆(10人気)-▲(6人気)
馬単29910円、ワイド4390円的中🔥

予想内容(予想見た人は飛ばしてOK)

まずラッキーライラックとノームコアに関しては、こちらを御覧ください。
ラッキーライラック徹底解析
ノームコア徹底解析

ラッキーライラックに関してですが、結局は本命扱いになりそうです。

ただ積極的に1着だと考えてはいませんし、先着を許す可能性も充分あると思っています。

その理由に関しては上記記事にも記載していますが、タフな馬場と平均ペース以上に流れた場合はこの馬にとってプラスに働きません。

緩いコーナーなのでコーナリングの上手さも他のコースに比べて優位を取りにくいというのもあまり良くないでしょう。

ただ先行力があり、立ち回りが上手い。そして絶対的な能力は最上位となると大きく崩れずにまとめて来る可能性が高いです。

軸という意味ではわざわざ嫌わずにその分は相手を絞って集中的に資金を投入し、結果高配当がベストでしょう。

これによりノームコアはオッズ的に非常に買いづらくなります。

能力はラッキーライラックに匹敵するものを持っていますが、嵌まらない可能性高い条件だけに、割り切って消してしまいます。

普通にノームコアが来たらここは負けでいいです。
この割り切りはないとこのレースは期待値取れません。

そうなると固い軸ありきなので、相手を穴目拾っていきます。

まず1頭目はトーセンスーリヤ
新潟大賞典は中盤やや緩みましたが前後半3Fで平均ペース水準。

ラスト4F11.5-11.2-11.4-12.8のラスト3F最速の早仕掛けでトップスピードもそこそこ問われながら押し切り勝ち。メンバーレベルもローカルG3としては充分の内容。

2着アトミックフォースが次走敗れていますが、不良馬場でハイペースを先行して0.3秒差の5着は好内容で、これに先着した事実は大きい。

宝塚記念ではタフな馬場でハイペースを先行して更に早仕掛けとかなり苦しい競馬をしているので、敗戦自体は全く問題視しなくていい内容。

淡々としたペースでポジション優位を持てれば期待は大きいです。


次にスローペースで怖いボンデザール
2000mでペースが速くなるとたぶんポジション苦しくなって前走の圧勝の再現は難しいでしょう。

しかしペースが緩んだ場合はポジション取りも楽になりますし、こなしてくる可能性は考えなくてはなりません。

スローベストのラッキーライラックを軸にしている以上、それがベストの展開と同一の展開で期待できる人気薄は入れるべき。


速めのペースで強みが出るトーラスジェミニも候補。

エプソムCでは前後半3F35.3-36.5の1秒程度のハイペースでラスト3F最速の早仕掛け。トップスピードを問われない形に持ち込む競馬で3着粘り込み。

巴賞は前後半3F36.9-35.0のスローペースからのラスト5F11.9-11.9-11.6-11.5-11.9と分散させて直線で少し加速で抜け出す競馬で勝利。

これらのパターンの競馬は淡々と流れやすい、札幌では武器でしょう。
なによりタフな馬場でトップスピードがそもそも出ないコースというのはこの馬にとって追い風。

函館記念はペースを流石に引き上げ過ぎて敗戦。それでも総崩れするような展開で4着粘り込みは、速いペースへの適応力の高さを評価できます。


ついでにアドマイヤジャスタの解説。

これは点数減らしたい都合上消します。

元々前が総崩れするような展開でバテ差しを決めるのがこの馬の好走パターンなので、前走はドハマリしました。

今回嵌る可能性はないのか?これについてはトーセンジェミニが引っ張る以上は充分ありえると思います。

ただその場合はかなりハイペースになっているという事。

今回の予想の肝はラッキーライラックです。ラッキーライラックにとってはアドマイヤジャスタが飛んでくるほどのハイペースは歓迎できません。

本命が嫌な展開がドハマリパターンの馬は流石に諦めます。
展開的にノームコアとセットで買う馬かな?


最後に買いたいのはペルシアンナイト

近走敗戦を整理すると、

宝塚記念は流石にペース速すぎて先行は苦しい。

安田記念はそもそもこれ程の高速馬場は不向き。

中山記念は悪くない内容。ラッキーライラックの解析記事でも書きましたがあまりにもポジション優位のレースでした。その中でインディチャンプに0.2秒差は悪くないでしょう。

元々平均ペースでトップスピード問われない中でバテ差し決めるのが持ち味なので今回は展開向く可能性あり。

なによりこの馬は戦ってきた相手のレベルが高かった中で健闘してきています。今回は大幅にメンバーレベル下がるので能力の絶対値的に足りる範疇。

◎ラッキーライラック
☆トーセンスーリヤ
☆トーラスジェミニ
☆ボンデザール
☆ペルシアンナイト

買い目

馬連:◎-☆(4点)
馬連ワイドBOX:☆(各6点)
or
3連単軸1頭流しマルチ:◎-☆-☆(36点)

予想解説まとめ

まず大筋は2点。

不安要素はありながらもラッキーライラックの3着内は結局固いという判断をしました。しかし、不安はあるのでこれが2着以下に崩れた場合の旨味を狙おうというのが今回の基本。
こちらは読みどおりでオッケーでしたね。

次がノームコアは切らざるを得ないという判断。これは期待値的な話ですね。結果的にはいつもより少し前の位置で早めに動いて進路を確保で完勝。不安要素は馬群を捌けなかったときの差し損ねでしたので、騎乗でフォローしてきました。
ただ、これに関しては読み間違えはしていません。このパターンはあるが、そういう可能性がある以上は期待値的に買えませんでした。期待値的に買えない馬は来たとしても今回が来る回だっただけなので、買った時点でその試行は間違いです。

※【超重要】競馬における期待値とは好走率×オッズ=期待値

簡単な例は
1着好走率30%×単勝オッズ4.0倍=1.2=120%
この場合期待できる回収率は120%です。
という事はこう予想した馬を買っていれば、今回外れたとしても全く問題なく買い続ければプラスに収束するという事です。

1着好走率90%×単勝オッズ1.1倍=0.99=99%
この場合期待できる回収率は99%です。
つまり先程の30%の馬よりも低い回収率に収束してしまいます。
かなり強いですが買ってはいけない馬になります。

1着好走率1%×単勝オッズ150倍=1.5=150%
この場合期待できる回収率は150%です。
なので実は上記の馬2頭よりも優秀な買うべき馬ということになります。

今回好走したのかどうかは特に関係ありません。
最終的にプラスに収束する試行なのかが肝心です。

なので今回は試合に負けて勝負に勝ったというレースでした。

これで穴馬候補は走らない、ラッキーライラックは圧勝するとなればそもそもの予想のベースが間違っていたとなるので、こういうことは言えません。

結果的にペルシアンナイトとラッキーライラックのワイドを抑えていれば的中ではありましたが、これも期待値的には買えないオッズでした。

強いて挙げるなら横山典弘騎手のここまで完璧な競馬は想像の外でしたね。

レース回顧

レースラップ
12.7-11.1-12.0-12.3-12.2-12.2-11.7-11.7-11.6-11.9
前後半3F35.8-35.2
前後半5F60.3-59.1
ペース:スローペース

スローからのロンスパで4F戦。
中盤大きく緩んだわけではなく後方決着なので割とバテ差し展開になった1戦ですね。

・1着ノームコア

元々バテ差しは向く展開なので、全体の流れとしては向きました。
なによりのポイントは3~4角とそこを迎える隊列。やや縦長気味でラッキーライラックが早めに捕まえに行ったので、2番手以降はコーナーで加速しました。それが原因で外に馬群がバラけたことで前がガッツリ空く展開になりました。

更にコーナーが速くなると遠心力の関係で内にいる馬が有利になります。そこもかなり向いたと言っていいでしょう。ラッキーライラックとの比較は展開だけかな。

その他の馬に対しての先着はそもそもポテンシャル的に上なので、上手く乗れれば当然の結果。ラッキーライラックにつけた着差は評価しない方向。

少頭数とスローからの4F戦が向いたのが結論ですね。

・2着ペルシアンナイト

これは大口が入って裏情報なんだとかいう話もありますが、推奨理由のままでこの展開ならこれくらいはやれる馬。

前を行った馬はややスローからの早仕掛けでほとんどの馬が苦しくなったのでシンプルにポジションが優位に働きましたし、持ち味活きました。

まあ結論としても元々これくらいやれる馬が収まる所に収まっただけで驚くようなことは何もありませんでしたね。札幌記念2着でラッキーライラックに先着したという事実で復調で秋の展望が開けたとは思いません。

・3着ラッキーライラック

これは実は自身の敗因とノームコアの勝因を作ったのはこの馬。

3角で早めに動いたことで全体が動いてロンスパ戦になり、コーナー早くなりノームコアの進路を作る結果に。

直線でのギアチェンジと先行力が武器なんですから、直線向くまで先行ポジション確保でよかったです。自身は完全に直線に割り切ってトーラスジェミニの後ろの最内を通せばよかった競馬です。

そうなれば外から捲くる馬がいても、自分の競馬をしたラッキーライラックの敵になる馬はいませんし、無視してベストなスローからの瞬発力戦に持ち込めました。その展開はノームコアにとっても最悪の展開ですしね。

自らの持ち味を殺す仕掛けをして、唯一能力で対抗してくるノームコアのアシストをした騎乗。厳しい言い方をすると騎乗ミスかな。

宝塚記念も待てなかったし、乗り替わりの方が安心感あるかな?ビビりながら乗っても対応できるし、むしろその方がいい馬ですからね。本番で急な乗り替わりくらいの方がいい。

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