#2 『転職の思考法』まとめ
1週間ほど具合が悪く(コロナではない)家にこもって転職のことを調べていたため、本書をAmazonでポチった。
興味がある題材だからなのもあるが、めちゃくちゃ読みやすくて2時間ほどで読み終わってしまった。
忘れっぽい性格なのでnoteに要点をまとめることにする。
1章「仕事の寿命が尽きる前に、伸びる市場に身を晒せ」
<「一生食える」を確保するための4つのステップ>
・STEP1 自分のマーケットバリューを測る
①技術資産:専門性と経験に二分される。20代は専門性、30代は経験を重視すべき。専門性に関しては人により向き不向きがあったりするが、経験は平等。どこで戦うかを選べばいいだけだから、普通の人ほど経験が重要になる。
専門性:職種と似ている。俺の場合なら「法人営業」と「新規開拓」
経験:職種に紐づかない経験。マネジメント等。俺の場合なら「証券業界の経験」
②人的資産:人脈。①を備えた上で、40代でここを勝ち取る必要がある。
③業界の将来性:生産性が高い産業もしくは高くなる見込みがある産業に従事すべき。
→俺の場合①の専門性と③を重視した転職をすべき。
・STEP2 今の仕事の寿命を知る
仕事にはライフサイクルがある。単純な業務はどんどん機械化されるため、需要がなくなる。生産性が高い仕事は寿命が長い。
→証券会社、特に対面リテール営業は短いかなあ。
・STEP3 強みが死ぬ前に、伸びる市場にピポットする
沈みかけの船にずっと乗り続ける必要はなし。
伸びるマーケットを探す方法は2つ。
①複数のベンチャーが参入し、各社が伸びているサービスに注目
②既存業界の非効率を突くロジックに注目
→先手を打つという意味ではIT系(DXを中心に行なっている企業)だろうか
・STEP4 伸びる市場の中からベストな会社を見極める
会社を選ぶ上での大事な要素は主に3つ
①マーケットバリュー
②働きやすさ
③活躍の可能性
特に③を知るための質問として有効なのが...
「求める人物像と期待すること」「一番活躍している人間の人物像と理由」「中途で活躍している人のキャリアパス」
→自分にとって確かに全部大切だなあ
(その他大切なこと)
中途で入った人が活躍できているか、エージェントはしっかりフィードバックもくれる優秀な人か、ベンチャーは役員だけでなく社員も優秀か、サービスは好きか
2章 「転職は悪」は、努力を放棄した者の言い訳に過ぎない
企業で務めるという手段を目的と履き違えてはいけない。
→とはいえ、なりたい像、目的を定めるのって難しいな
3章 あなたがいなくなっても、確実に会社はまわる
会社に引き止められようと、後ろ髪を引っ張られようと、決断は自分で。
人間は2パターンに分けられる.
①to do(何をするか)に重きを置くひと
②being(どんな状態でありたいか)に重きを置くひと
後者が人生を楽しむための条件は2つ
A マーケットバリューを高める
B 仕事でつく小さな嘘を最小化する。自分を好きになる。
→②ですら考えるのって難しいよな
4章 仕事はいつから「楽しくないもの」になったのだろうか?
・仕事を楽しむためには緊張と緩和のバランスが大切
この半年の間に強い緊張があった場面を書き出してみて、悪い緊張が10以上あれば職場を変えるべき、良い緊張が3つ未満であればよりチャレンジングな業務を行うべき
・自分をラベリングすることで、替えの効く存在から脱出できる。最初は自分の好きなこと、苦にならないことをラベルにする。
そのラベルが強固になるかという軸で仕事を選ぶ
転職するしないに関わらず、社会人としてのマインドセットを整える意味でも良い本だと思った。おすすめ。
いっぱい本を読もう。