見出し画像

撮られたくない人のためのフォトセッションphotographer
中村朔(なかむら・あらた)

1979年神奈川県生まれ。

子どもの頃から20代前半まで
顔のアトピーの症状が酷かったこともあり、
自分の外見が大嫌いで
鏡を見るのも写真を撮られるのも苦痛、
という青春時代を過ごしました。

入院治療などを経てアトピーは寛解し、
30代で一眼レフカメラを手にして
友だちを撮らせてもらうようになったときに
「勉強のために撮られる立場も体験してみよう」
と思いついて参加した、
カルチャーセンターの「写真の撮られ方」講座。

そこで
「あまりにも撮られるのが苦手で、
緊張しすぎる自分」と直面した私は、
「これ、クリアしたら世界がひろがるかも!と、いろいろなカメラマンさんに撮影を依頼し
場数を踏んでみることに。

最初は本当に、
緊張しすぎて苦痛でしかなかった撮影が
人との出会いに恵まれて
何年もかけて少しずつ大丈夫になって、
「あれ?楽しいかも」と思えてきて……。

今では、
もしかすると人生で一番楽しいことかも!
と感じるくらいになりました。

写真を撮られることが
怖くて痛くて逃げ出したくなる気持ちも、
本当に豊かで幸せな時間として味わえることも、
両極端を知っているからこそ
できることがあると思っています。

撮ってもらう楽しさを
おすそ分けして、
一緒に味わえたら嬉しいです。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?