長野市「中華そば つけそば さな田」雨降り淡麗黄金塩つけそば
店名 中華そば つけそば さな田
場所 長野県長野市東和田853-1
電話 不明
ジャンル ラーメン屋
バリアフリー ◯
食べたもの 「淡麗黄金塩つけそば」950円、「ミニチャーシュー丼」250円
どこそこが梅雨入りした。
という話題はなんとはなしに気になるものだ。要するに、春がすぎひと雨降って夏が来る。まぁ風物詩のようなものとして受け取られているが、先ほどちょっと調べてみたら、『梅雨入り』あるいは『梅雨明け』に正式な定義はないとのよし。へえぇなんとか前線がどこそこに発達して、低気圧と高気圧の位置がこうなると、おのずと雨雲が停滞するから梅雨入りだ。という事ではなく、
“平年の梅雨入り前後に晴れが続いた後、週間天気予報で雨や曇りの日が続くと予想されたとき”
に梅雨入りしたとみられる、と発表するのだとか。騒ぐわりに曖昧なものなのだねぇ。
そんなわけで5月27日現在では関東甲信地方はまだ梅雨入りしていない。いないからじつにけっこうな陽気が続いている、というわけにいかないからこの世は面白くてならない。昨夜半から雨が降り続いている。夜明けくらいから雨勢が多少収まってきたかな、と思いきや9:00すぎくらいから強くなり、昼には土砂降り状態に至る。
ランチタイムで外に出る。本日はラーメンと決めている。なぜ?と問われると困惑するばかりだが、メニューの決定に大した理由などあるわけもない。湿度が低いから蒸し暑くなくてよいのだが、どこに行ってもノロノロ運転で鬱陶しくて仕方がない。混んでいるのは道路だけではなく、ラーメン屋も並んでいるから余計と腹が立つ。
最初にお邪魔した『かくれ助や』、その次の『武さん』は目一杯。仕方がない、少し離れているが『信長』にでも行こうか。そのまま南下して国道18号線の角でおおお、そういえばすぐ近くに行ったことのないラーメン屋があった事を思い出す。18号を左折して少し行ったところ、狭い駐車場だが、ちょうど1台空いたところ。よし入ってしまえ。
「中華そば つけそば さな田」
ここは以前はなんだったか。釣具屋?ラーメン屋?ここで坦々麺を食べた記憶があるようなないような。店舗の右側2/3は土間のテーブル席、左側1/3が小上がり席となっている。方位はやや東に傾いた南側だから、内部はとても明るくてよい。腹へったなにを喰らおうか。醤油、豚骨、鶏塩と多彩なメニューだ。
「淡麗黄金塩つけそば」950円
べつに酒好きでもビール好きでもないが、ラーメンで『淡麗』ときくと黙っていられなくなる体質だ。鶏系透明スッキリ塩味スープにどうにも取り憑かれてしまっている。こちらの『淡麗』スープは透明度こそ低いが、その色彩、香りからして品位の高さを感じることができる。
中太ストレート麺の上に多彩なる具材ども。ゆずの皮をあしらった鶏チャーシュー、穂先メンマ、努力つくね団子、薄く切られた豚ロースチャーシューの上には玉麩が可愛らしくて乗せられている。そして白髪ネギ、鰹節と三つ葉が1枚清楚々とあしらわれている。
淡麗スープはあっさりしているかな、と想像していたが、そのじつけっこうな塩味でやや面喰らう。まぁしょっぱいとまではいかないし、つけ麺濃い味という事とあとのスープ割りを考えるとこんなものか。たしかなスープ割りは美味かった。ただ、淡い味の具材どもをどさどさと投入していくと、これが複雑な味わいが加味されてなかなか面白い展開となっていく。うん、これは美味いかも。
「ミニチャーシュー丼」250円
軽く盛られた丼メシに厚切りのチャーシューが三切れ。上からバーナーで炙られており、熱い脂が浮き、ご飯には焦げ目がついてややワイルドな仕立てとなっている。本当はマヨネーズたっぷりまったり丼を求めていたのだが、別な意味で『漢のチャーシュー丼』を楽しませてもらった。
食後、外に出るとまだ降っている。少し増したくらいかもしれない。嫌だなぁ、本当の梅雨入りは6月に入ってからだそうだ。やや憂鬱ではあるが仕方がない、気張ってまいろうか。