今日が一番若いってよ#15生きる気力が萎える朝
昨日の朝、起きると、生きていく気力が萎えている自分がいた。ポジティブ思考の私には珍しいことだ。
原因はわかっている。田舎生活がしたいと土地と家を購入して13年、週末田舎暮らしを経て完全に引っ越しきて4年である。
土日を使い、よもぎ餅を作ろうと時間をかけた。よもぎを摘んできて洗い、糠で茹でてアク抜きし、洗って天日で乾かし、フードミキサーで細かくした。もち米は朝からつけている、
餅つき機でもち米を蒸し、つくときに乾燥よもぎを混ぜてついた。あんこは前に作っていた残りを使った。
さぞかし美味しくできるだろうと思ったが、色も悪いし、香りもさほどしない。労力が報われなかったのである。最初は食べたけど、二回目食べる人がいない。統合失調症の息子はまずいものは食べない。忖度がないからだろうか？
蕗のとうや筍、わらび、タラの芽と最近食べてきた。美味しいと感動しているうちは、田舎暮らしは楽しいけれど、不味くなった途端、絶望的な気分になる。
今回は筍もうまくなかった。アク抜きが足らない。わらびは煮すぎた。ちょっと油断すると、こうなるのだ。
こういうことで、翌朝、生きる気力が萎えていたのである。人間美味しいものを食べるということは生きていくうえで大切なのである。
そのあと、拭き掃除して掃除機かけた私を自分で褒めたいと思う。
そして、美味しくないよもぎ餅を焼いて食べた私は健気であると思う。
