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もとひろの雑談#2:ado「うっせぇわ」がなぜ?刺さったのか?〜大人への教訓〜

お疲れ様です。もちひろです。
2020年年末、突如としてブームを巻き起こしたadoさんの「うっせぇわ」
なぜ?これほどまでに注目を集めたことが出来たのか?

周りに聞いてみると「歌声」とか?「アニメのMV」だとか?
「顔出ししていない神秘性」という意見をいただくのですが、
それも成功の要因のひとつだとは思います。

楽曲についてはチェッカーズさんの『ギザギザハートの子守唄』のオマージュだという指摘もよく聞きますけどね。耳慣れしたフレーズとでもいうのでしょうか?しかし、今の若者には新曲に聞こえるはずですよね。

まぁ〜いろいろな成功要因が重なり成功したのだとは思いますが、成功するにはターゲットにしっかり刺さらなければなりません。私の解釈では、そのターゲットの芯をしっかり食いとることが出来たからこそ、これほどの反響を得られたのだと考えています。

反響の1番の要因は「歌詞」だと思っています。
最初にこの曲を聴いた時に「『親』に言っているんだなぁ〜この曲は」と思いましたね。そして、「うっせぇわ」と叫びたい子はどこにいるのだろうかと思った次第です。で、思ったのが以下の例え話です。

〜例えばクラスに40人の生徒がいると仮定した場合の生徒属性〜
1. 優等生
規則を遵守し、生徒の模範になるように率先して自分を強調することで高い自己肯定感を持っている(充実している)子
2. 一般生徒
規則は遵守するものの、周りの要求に応じようとしているため本音を隠している子
3. 劣等生
規則に縛られたくなくと反発をし、その生徒なりの基準で高い自己肯定感を持ってる子
※この場合の優劣は規則の遵守し、模範的な行動を取るか/学業に勤しむかどうかを基準としています。

学校のクラスにおける生徒の属性

で、比率に落とすと以下のようになります。

学校のクラスにおける生徒の属性比率

仮に1の優等生が10%、3の劣等生が10%、そして残りの80%が一般生徒とした時に「うっせぇわ」と叫びたい子は2の一般生徒さんではないかと。

「うっせぇわ」の歌詞の中で「優等生」というフレーズもありましが、
1の優等生の中でも本当に率先して自分を強調し自己肯定感を持っている子っていうのは3%ぐらいなのではないでしょうか?

多くは、大人、親に従わなければならない環境にいるのではないでしょうか?親の言うことを聞きなさい的な、親に迷惑をかけないように学校でもいい子にしてなければいけないと思う環境に置かれているのではないかと思うのです。

ということは1の中でも無理をしているであろう7%と一般生徒の80%を足すと87%、クラス単位で換算すると34.8人という数値となり、最大の市場を獲ったと言えるでしょう。であれば、多くの共感・支持を得たのですからヒットは必然ですね。

で、思うこと。
このadoさんの「うっせぇわ」がヒットした爆発的な反響を得たその意味を大人が理解して欲しい。多くの若者が苦しい環境下にいると言うことを理解して欲しい。

そして、大人は過去の経験が正解なのだと判断が正しいのだと言うことで
子供たちに押し付け、強要しないで欲しいと願う。

その昔、ギャルを代表する歌姫がいた。
その歌姫のファッションを真似ることは、大人は良くないと思っていた時期もあった。しかし、その大人たちは所属する会社の株式を保有していたのではないだろうか?その歌姫が売れることで価値が上がることに喜び、そして利益を得たのではないのか?しかし、一方で「真似をするな」という注意を促す。

時代が変わることでその時代に生きる価値観も変わってくる。
どっちが良くてどっちが悪いという二元論ではなく、両方の立場を理解した上で判断することが求められているのではないかと思います。
共に歩みよるという気持ちと姿勢が大切だと。
改めてadoさんの「うっせぇわ」で学ばせていただいことでありました。

ここまでお読みいただきましてありがとうございます。
このような呟きを語っていきたいと思っています。
お付き合いの程よろしくお願いいたします。
ぺこり。

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