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幅が細く甲が薄くかかとが小さい人向けの革靴~CAMPER カンペール~

筆者の記事で【幅が細く甲が薄くかかとが小さい人向けのスニーカー】が結構読まれており、同じ悩みを持つ方が多いのだなと感じた時、ふと【革靴】紹介の記事は書いていないなあと思い立ちました。書いていない理由としてはずばり『まだ検証数が圧倒的に足りない』故に『これだと自信を持ってお勧めできる革靴がない』事があるのですが、今まで履いて悪くなかった靴もあるため備忘録として記しておきます。

では行ってみましょう、【幅が細く甲が薄くかかとが小さい人向けの革靴】
現在の所個人的No.1

CAMPER カンペール

カンペールはスペインのブランドですが合う靴が多いと感じました。
と言うのも筆者がそうなんですが、ギリシャ足の人(足幅が狭く甲が薄く足指が長い)は外国人に多いそうなんですよ。ですから日本のブランド靴よりも海外ブランドの靴の方が合う物が多いのではないかと思っています。
シューフィッターの方も幅が細く甲が薄い人向けにカンペールを挙げていたので、あながち筆者の体感は間違いではないかなと。


かなり昔に購入した為、まったく同じと品物とは言えないのですが下記のフラットシューズはめちゃくちゃ履きました。一応今も手元にありますがぼろっぼろです。逆に言えば革靴で普段履き/街歩きでそれだけ長年にわたりハードに履けた履き心地の良さと耐久性が素晴らしい一品です。

試着時にまず嬉しかった事が革の柔らかさ。足の幅がない事と甲が薄い事から靴の中で足がすべって小指の横側が痛い事はあるあるなんですが、この靴は革がべらぼうに柔らかいので足が当たっても痛くない。マメもできにくい。だからフラットシューズにも関わらず長距離長時間の買い物でもガンガン履いてました。底が薄い為足底筋膜炎の方や足裏の肉が薄くなってしまっている方には向きませんが、若い方や筋力のある方なら街歩きで長時間ぶらついても足裏は痛くなりにくいと思います。

もう一つ感激したポイントがこの甲を支える極太幅ストラップ。

いや中々ないですよストラップでこの幅は。

幅がこれでもかと太いだけではなく、絶妙な加減のゴムでできているため締め付け感ゼロ、着脱楽々にも関わらず歩行中はしっかり甲を安定させてくれるんです。甲薄人間として、革靴を履く際には紐靴かストラップ付はマストなのですが、これほど太いストラップは見た事がなく感激しました。写真だけではゴム感がすごくて格好悪くて履けないわ、なんて感じてしまうと思いますが、実物を履くとあら不思議。靴に合わせたブラック色の事もあり「めちゃくちゃ安全靴/コンフォート靴履いてる」感じはしません。

またこのかしこまりすぎないカジュアルすぎないデザインが秀逸で、カジュアルでも多少フォーマル(ちょっと良いレストランやクラシックコンサート会場くらいならいける)でもいける、つまりほぼどのシチュエーションでも使えるので出番は1番ピッチャー山田君並みにあります。


ちなみに冬のプライベート時は羊毛のブーツを履いています。全くこれと同じではありませんが大体こんな感じ。

こちらも革が非常に柔らかく内側が羊毛のボアの事もあり歩くとふわふわで窮屈感ゼロ。このタイプのブーツと紐靴タイプの2つを持っていますが歩きやすさ革の高級感からくる見た目の良さ、また寒がりのため冬はずっとこればかり履いています。デメリットは先のぺたんこ靴と同じく、底が薄いので筋力のない方足裏が薄い方は長距離は足裏が痛くなるかと思います。カンペールのサイトを見ると厚底タイプも出ている為、このタイプと厚底の両方試される事をお勧めします。


夏のプライベート時もカンペールのサンダル。

カンペールでは似た物が見つからなかった為他社ブランドの写真ですが、イメージで大体このようなサンダルなんだと思ってください。このような形のヒールがないぺたんこサンダルを持っています。こちらがすごいのはやはり革の柔らかさと耐久性。これを履いて1時間以上ガンガン歩く事がしょっちゅうですがこんなに足首と前面部のストラップが細いにも関わらず靴擦れを起こしたことがありません。もちろん痛みもなし。繰り返しになりますが革の柔らかさと細い足幅に合う絶妙な横幅サイズフィット感からだと思います。こちらのデメリットも先2足と同じ底の薄さ。これまたカンペールの公式サイトを見てみるとサンダルも厚底ならぬすんごい厚底が現在は増えている為脚力に自信がない方は厚底サンダルの試着もどうぞ。


ヒールなしでご想像ください。これっくらい華奢にも関わらず痛みゼロ。
恐らく革が柔らかいからかと。


と言う訳で、色々な革靴を買いましたが現在残っているのはほぼカンペールだという事を鑑みるに、【幅が細く甲が薄くかかとが小さい人向けの革靴】に向いているのではないかと思います。あとしつこく言いますが革の柔らかさは素晴らしいです。筆者のように足指も長い方は靴の前部分にあたりやすい事が多いと思うのでギリシャ足さんに本当におすすめ。外反母趾もあり足指や足のつけねに革が当たっていたいと言う方にもお試しされてもいいかなと思います。ただお高い靴なのでデパート等で何度もしっかり試着してくださいね。筆者もサンダルの時はかーなーり歩かせてもらいました。


おまけとして2足しか履いたことがないので強くは言えませんが、悪くないんじゃないかなと思うのが

Hush Puppies ハッシュパピー 

こちらはアメリカのブランドです。

全く同じ靴ではありませんが、見た目が似ているので下記に写真を貼っておきます。こちらに似たタイプのレディースサイズを持っていました。

かなり昔の話のため上記の靴と全く同じ構造かと言われると分かりませんが靴の幅が細い足に合った事と甲薄ならまず紐靴を選べば合いやすいと思います。ただ革の柔らかさはカンペールのようにはいきません。ごく一般的な革靴レベル、上のタイプに至っては筆者は堅めに感じました。写真を見ていただく通り長距離歩きには向きませんが、普段履きなら足幅が合うため全く問題ありませんでした。他のタイプは試した事がないため分かりませんが革靴で且つ紐靴なら足に合った印象です。

お値段は当時はカンペールより安かったので、カンペールが高くて手が出ない方にはハッシュパピーを、と思ったんですが。上記の値段を見るに上がってる感じはしますね。ただ試着と言う点ではハッシュパピーはスーパーでも置いている所がある為手軽に履いてみても良いのではと思います。



という事で今回は【幅が細く甲が薄くかかとが小さい人向けの革靴】でした。今回の事であらためて気づきましたが革靴の手持ちがほぼカンペールしか残ってない。更にどれも10年以上前に買った事を思うとプライベートのみの使用とは言え耐久性がすごいかもしれません。幅が細く甲が薄くかかとが小さい人で合う革靴がなかなか見つからない革靴難民の方、一度試着してみてもいいんじゃないでしょうか。

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