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夢の続きが気になる話
これは眠っている時の夢の話です。
夢の内容は過去の記憶や直近の記憶が入り混じったりしているようです。
直近1週間の間に見聞きした情報や感情とも聞いたことがありますが
明確な答えはないようです。
今回は、ちょっと切なくてロマンチックな夢でした。
時代も国も入り混じっているのは私自信が歴史に疎いからかもしれません。
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街並みはヨーロッパの田舎町ようなのに
なぜか私はセーラー服を着ていてる。
年齢はおそらく17歳あたり。
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校舎裏で膝を抱えて泣きじゃくる学ラン姿の少年を見かける。
なぜかその姿に切なさが込み上げてきた。
泣いているわけを理由はわからない…でもきっと私は知っている。
思わずその背中を抱きしめた。
華奢な背中は私のすべてで包み込んでしまえるのではないかと思えた。
少年はしばらくして落ち着くと
私の顔をみることもなく
何も言わず勢いよく立ち上がり
駆け出していった。
バニラアイス
場面が急に変わる。
半袖の制服姿で季節は変わり夏のよう。
手にはカップアイスがある。
1人でゆっくり食べようと誰もいない校舎裏にきた。
壁にもたれながらしゃがみ込む。
今日はバニラアイスの気分!
食べようとした その時
横から伸びてきた手に奪われた。
私は
「ちょっと!」と声を上げた
顔を見るまでない
こんな絡み方をしてくるのは1人しかいない
隣に青年が座った
「あとでちゃんとあげるから〜」と
ヘラヘラと笑いながらアイスを食べた。
色白で笑うと垂れ目になる
語り口調がいつも優しく
その声を聞くと安心感を覚える
いつも私を見つめる眼差しの意味を私は知っているけれど
気づいていないふりをする。
顔を見た瞬間に胸に引っかかる感覚を覚えた。
さっき抱きしめた少年の姿が思い浮かんだ。
ちょっと待って、これはいつの記憶?
そして誰だろう…
何かおかしいな…
記憶を探っているとこれは夢だと気づいて納得した。
この人同一人物なのかな?
あの少年よりも身体つきがしっかりしている。
私より背が高いのはしゃがんでいてもわかる。
包み込んでしまえそうとはとても思えないな。
あと、なんか
雰囲気が全然違う
年上? 20歳前後かな?
見つめながら1人思考を巡らせていると目が合った
青年は覗き込むようにして顔を近づけ
こちらの見つめ返してきた。
少しの間をおいて
彼はため息をつき 元の姿勢に直ると
アイスを一口、私に差し出した。
「それ、私のなんですけど」
文句を言ってから
口にアイスを含んだ
園間
私の意識は身体から抜け
目の前には青年と軽口をたたきあう少女の姿があった
あ、もう
私は登場人物ではなくなったんだな
青年の中
「ごちそうさま!」と 青年が立ち上がると
「あげるつもりは、なかったんだけどね!」と少女が睨む
「はい、はい!」と笑って
歩き出した青年に意識が吸い込まれた。
もう2度と同じことは繰り返さない。
彼の過去の記憶が見えてきた。
抱きしめられながら気持ちが落ち着いていく。
安心感は次第に
「こんな情けない姿を見せて恥ずかしい」という気持ちに変わり
思わず走って逃げてしまった。
やはり学ラン姿の少年と同一人物だった。
あの時、戦場に向かいたくなくて泣いていたんだね。
その後、少女を避け
2度と会うこともなく少年は戦場に向かい戦死する。
意識が薄れていく中で
ちゃんと別れを告げればよかった
気持ちをちゃんと伝えておけばよかった
後悔で溢れていた。
そして彼にとって2度目の人生が始まる。
2度目の人生
運命が変わらなくとも後悔のないように
今世はできるだけ彼女の側で過ごしたい。
積極的に声をかけた。
そして校舎裏のアイスのシーンに至る。
別れの日
青年がいつもの校舎裏へと向かうと
そこには膝を抱えて泣く彼女の姿があった。
1度目の人生の彼の姿と重なる。
「死んでも生き返るほどに愛しています!」
駆け寄ることもせずに少し離れたまま青年が叫んだ。
顔を上げ 少女は立ち上がると
「死んでもとか 今、言わないで! だいたい意味がわからない!
そう、いつもあんたは意味がわからない!」
声を上げたので。
青年は涙を流しながら続ける
「気の強いところも好きです!
怒った顔も可愛い!
面倒見がいいところも好きです!
すごく優しい。できたら…生きて帰ってきたいです。。」
そこには1度目の人生の時の少年の姿の面影があった。
「本当は、こんな情けない姿を2度と見せたくなかった…
もっとかっこよく去りたかった‥」
必死に声を振り絞った。
後悔のないように今日はすべてを伝える。
少女は青年に歩み寄ろうとしてやめた。
「その情けないあなたが好きです。
気が弱いくせに無理してるとことも、
私のことを好きで仕方ないあなたが好きです。」
しっかりと青年を見つめている。
「生きて帰ってきたら抱きしめたい!」
青年はそう告げると戦場へ向かった。
また場面が変わる。
結末
次にみた光景は
無事に帰還し青年が少女を抱きしめる姿だった。
生きて帰りたい気持ちが運命を変えたのかもしれない。
ハッピーエンドかー!
( ^∀^)✨
と思った矢先
再び、校舎裏のアイスのシーンに戻る
なんでーーーーーー!!
と、こころの中で叫びながら目が覚めた。
考察
シーンが戻ったということは
3度目の人生が始まったってこと?
ハッピーエンドじゃないの?
結末がわからないまま目が覚めて消化不良である。
1番盛り上がりそうな再会の前後も端折られているではありませんか。
この夢の続きみたいな。
誰か文才にある人は書いてくれる人いないかな!
おやすみなさい✨
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