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わたしの恋の軌跡を音楽と。

音楽。

性別や国籍、年齢、さらには社会的地位に関係なく、すてきだな、いいな、と思ったら誰とでも共有することのできるもの。頭で考えるではなく、こころで感じることのできるもの。

そんな音楽は、これまでもわたしの人生に深く跡を残し、わたしの記憶に演出を加えてくれました。

今回は、わたしにとって、特に記憶にある音楽を、わたしの恋の軌跡とともにお話ししたいと思います。

初彼 「Innocent World 」

わたしに初彼ができたのは、高校1年生のとき。

1人目の彼は、お付き合いが初めてのわたしをぐいと引っ張ってくれるような、かっこいい人でした。

そんな彼と付き合って2ヶ月ほどが過ぎたとき、初めてのカラオケへ。

わたしは、歌うことは比較的好きだったけど、思春期ということと恥ずかしがり屋な性格ということかから、彼の前で歌うことができませんでした。

をのときのわたしは「聴き専」になりました。
※自分は歌わず、聴く専門となること

そんな中、彼が歌ってくれた曲でその後しばらく、ずぅっと耳から離れなくなった曲が、「Innocent World /Mr.Children」です。

初めての彼と初めてのカラオケ、そして初めての歌声。

初めての彼は、歌が上手でした。それも相まって、めちゃくちゃかっこよく感じたのを覚えています。

どきどきが止まらなかった。

この曲のおかげで、この彼とお別れした後もこの今日を聞くたびに彼を思い出します。

そして大体が、記憶の彼の歌声を超えることができず、わたしの初彼を、最高に美化していくれています。

自分の歌に少し自信をもつことができた 「明日への扉」

2人目の彼と付き合ったときのお話です。

2人目の彼は、やさしいタイプの人で、心地よく平和なお付き合いをしていました。

そんな彼ともカラオケへ行きました。
(お付き合いしたら必ず1回はカラオケ行きません?わたしだけでしょうか?笑)

上述の通り、初めての彼のときは恥ずかしくて彼の前で歌うことができなかったわたしですが、2人目の彼と初めてカラオケに行ったときは、勇気を出して歌いました。

そのときの1曲目に歌ったのが「明日への扉/I WiSH」

やさしくて、でもなんだか切ない気持ちになるメロディ。

ばりばりのあいのり世代だったこともあり、大好きな曲で、カラオケでは定番曲とでした。

マイクを持つ手が震えて、カラオケのテレビ画面を見ている目がじんわりあつくなったことを覚えています。

声も震えます。緊張してなかったらもう少しいい感じで歌えるのに、、と思いながらもがんばって歌い切りました。

すると彼は、「うますぎ!!!びっくりした!!」と大絶賛してくれました。

そんなほめてもらえると思ってないのでびっくりしながらも、すごく嬉しかった。

今では、友だちとカラオケにいくときには、このときの彼の言葉が聞こえてきて、少しだけ自信を持って歌うことができます。

わたしに少し自信を持たせてくれた曲であり、わたしの青春を感じさせてくれる曲です。

初めて全身の力が抜けた 「ひまわりの約束」

このときのお話は、彼氏との話ではありません。

大学生のころ、わたしには大ファンの2つ年上の先輩がいました。

キャンパスを歩く時はいつも探してましたし、見かけるたびに「わぁ、今日は拝めた!最高!!」といった具合でした。笑

同じサークルだったのですが、サークルにほとんど顔をださない人で、超レアキャラだった先輩。

そんな、大大大ファンで、超レアキャラの先輩と、まさかのご飯へいく機会が訪れました。(残念なことに複数人で、ですが。笑)

ご飯会は、緊張しながらも他の人もいるので、なんとか楽しくおしゃべりができました。

そして、なんとその後そのまま2次会としてカラオケへ行くことに!!

先輩の歌声が聴ける!?どんな歌声なんだろう!!
下手でも全然いい!でもうまかったらどうしよう!!(?)

わたしはもう、半ばパニック状態です。笑

そして、カラオケに移動し、何人か歌った後に、いよいよ先輩の番。

このときその先輩が歌った曲が、「ひまわりの約束/秦基博」です。

選曲からして、うまいかへたかなんて、、なんとなくお察しですね?

そうです、わたしは完全にノックアウトされました。

わたしは、人生で初めて歌を聴いて手足の力が抜けるという経験をしました。
(人の歌で泣いたことは何度かあります。)

その後のカラオケは、ほぼ放心状態のまま過ごしました。

正直、先輩の歌以外は、あまり覚えていません。笑

そのくらい、衝撃でした。

いまでも、「ひまわりの約束」を聞くと、あのときを思い出して、どきどきします。

その曲が聞こえると、スイッチが入ったようにそのときの記憶に想いをはせてしまいます。

先輩とはお付き合いできたわけではないので、これ以上の思い出はないですが、その存在感はわたしの恋愛の中で、ものすごく印象の強いものです。

彼氏とはまたちがった恋心とともにある、切なくも(?)甘酸っぱい思い出です。

いかがでしたか?

わたしの恋たちと、そのときそのときに特別な演出を加えてくれた音楽のおはなしをさせていただきました。

いまでも、聴くだけでキュンキュンさせてくれるわたしの青春の3曲でした。

五感の一つである耳からしみてくる音楽。

そのときに感じた音楽は、思い出となるとき、ほかの感覚も力強く連れてきてくれます。

思い出に臨場感が生まれる。不思議な感覚です。

でも、なんとも豊かな気持ちにさせてくれます。

もしそのとき、そこに音楽がなければ、また少し違った記憶になっていたのではないかと思います。

これからもわたしの人生の思い出を、音楽とともに遺していきたいです。

あぁ、音楽ってすてきだなぁ。

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