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超参考になる保健だより〜「健康教室」2022年11月増刊号より〜

永久保存版!ってくらいに面白かったです!

どの先生の「保健だより」も想いやアイディアに満ち溢れ、
心温まるし、読んでいて参考になることばかり!
寄稿してくださった先生方、ありがとうございます!

学んだことをnoteにメモさせていただきます!

【前提】保健だよりの役割

「紙面を活用した保健教育」
「学校保健に関する情報共有」
「養護教諭と子ども、保護者、教職員とのコミュニケーション」
といった教育的意義がある!

そしてその教育的意義を達成するために必要なことは読まれること!

読まれるために

・「正しい」は控えめにする
・「わたしだからこそ知っていること」を記載する

他にも見出しの付け方などテクニック的なことはあるでしょうが、やはり、「〇〇を伝えたい!」という気持ちが一番重要だと思いました。テクニックは手段!

その学校で働く自分にしか書けない内容であることがすごく大事。

校長先生:「保健だよりの学校名を変えたら、他の学校でも出せるような保健だよりを書いていない? 僕はねぇ、そんな保健だよりなら、出さなくてもいいと思うんだよね」

「健康教室」2022年11月増刊号(p.59)

厳しいようで、納得のお言葉。
教育実習で激務の養護教諭のお姿を見るとなかなか難しいかもしれませんが、せっかく生徒や保護者や他の教職員に見せるのであれば、やっぱり読んでもらいたいし、喜んでもらいたいし、タメになると嬉しいですよね。

「世界に一つだけの保健だより」を目指す

▼超参考になるアイディアのメモ

・年間最後に、1年間の成長の記録(一人一人個別に…すごい…)
・生徒自身が書き込む(自分の手を動かすことで、その子だけの保健だよりに…!)
・学校の様子、生徒や教職員との会話、ニュースなどからネタを仕入れる
・卒業特別号は、手書きでラストメッセージを添える
・卒業時に卒業生から「今だから言えること」をメッセージに残してもらう
・生徒に4コマ漫画や川柳を募集する
・保健室の来室状況を記載する

▼自分の得意や好きを生かす

・自作マンガ(キャラクターやストーリーなどおもしろすぎる)
・この時代にあえて手書きによるあたたかさ(めちゃくちゃステキ)

▼気を付けること

ハッとしたのが、「家庭環境や宗教上の理由等、背景が様々な生徒がいるため、季節のイベントカットは原則しようしない」(p.53)という先生がいらっしゃったこと。
色覚の方もいらっしゃるでしょうし、ユニバーサルデザインの観点から保健だよりを考えることも必要なのかなぁと思いました。

あとは実習でも学びましたが、言葉遣いや正確性。
学校の名前をつけて出すので、出している情報に間違いがないか、ソースをきちんとする。

▼年間計画や行事、世の中のイベントに合わせる

・(例)「性の健康習慣」(11月25日〜12月1日)
←健全な性の維持推進の重要性の理解を深めることを目的に、2001年に(財)性の健康医学財団が制定した啓発習慣
・熱中症、インフルエンザなど
・4月は「保健室紹介」→何かあったら保健室に行こう!と思ってもらえるように。


学校で勤務するにあたって保健だよりをどうするか

まずは

・学校保健計画などを把握する(作成する)
・それに合わせた保健だより年間計画の見通しをなんとなく立てる
・そして、ネタを仕入れておく

やりたいこと

・毎月、QRコードを載せて、感想や保健だよりで取り上げてほしいこと、何か気になっていることや困っていることのアンケートをとる
・毎月、心身の健康に関するおすすめの1冊を紹介する
・生徒のイラストを掲載する
・たまに手書きの回を作成する

できれば嬉しい

・保健だよりと連動したゲストティーチャーによる講義


おわりに。

「健康教室」本当に勉強になります!
けっこう読み応えあって時間かかるけれども、養護教諭になっても読み続けるぞー!
保健だよりの作成、大変そうだけど、楽しみだなぁ。

かしこ


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