【ハンドメイド販売】ブランドコンセプトの作り方
自分の商品だけの特徴や独自性を決めて説明するって難しいですよね。
ハンドメイド作家さんがよくやりがちなのは
「レジン」「水引き細工」「クレイ」
などの技法・素材を一番目立つ売りにしているパターン。
ハンドメイド商品は、機能や耐久性で選ぶものでは無いことが殆どなので、ブランドの一番の売りとして技法を出す必要はないと私は考えています。
技法や作り方のこだわりは脇役でOK!
インスタのプロフィールや、サイトでブランドコンセプトを伝える時にはまず
「どんな人に向けた商品なのか?」をパッと見てわかるような説明を加えましょう。
とお伝えすると、多くのハンドメイド作家さんが使う言葉、何だと思いますか?
正解は「大人かわいい」
すでに売れていて、ファンがいて、お客様の中でブランドが示す「大人かわいい」の定義が決まっているならそのまま使ってください。
もし、まだファンを増やしている最中で、これからショップ・ブランドを見つけてもらう必要があるなら、「大人かわいい」はお勧めしません。
なぜなら、「大人かわいい」という言葉が表す範囲がとても広いから。
実は私自身もブランドのキャッチコピーに「大人かわいい」を使っていた時代があります。
2011年のゼクシィに掲載されている私の商品の横にばっちり書かれていました。
でも、2011年。
その頃でも決して新しい言葉では無かった印象。
「大人かわいい」というワードを使うだけで、ブランド力がアップするような魔法の言葉だったのは15年くらい前の話です。
どんな人が選ぶのか、どんな人に向けた商品なのかわからなくなってしまった人は雑誌を探すところに戻って、自分のブランドを見直してみてください。
参考記事はこちらです。↓
https://note.com/arars/n/n58fb6301a449
簡単なブランドコンセプトの作り方
私がよく使う、「こういう人に向けた商品だよ」と伝えてあげる方法を3つお伝えします。
モチーフを絞る
憧れのイメージを伝える
有名人を挙げる
似たような商品があふれている中で、私が好きなものがここにあるかも!?と一瞬で思ってもらうために、
「素材」「イメージ」「色味」など、自分では当たり前になっていることの中に、ブランドに統一されたことは何か、言葉に出来るものは無いか、じっくり考えてみてください。
モチーフを絞る
インスタでの差別化として一番使える方法の1つです。
「クマのアイテムばかり集める」というように、モチーフを絞ったブランドにすること。
私が好きなもので例えると、クマ、鍵、馬車、馬・・・
など、「私も〇〇好き!」という人に見つけてもらいやすいモチーフを全面に出したブランド作りをしていくことです。
最初は1つのモチーフに絞っていても、ファンが付いてきたら、「〇〇が好きな人は△△も好きそう」というように商品を増やしていけます。
私のブランド、ウェディングアイテムARARS(アラース)では、ブランド全体を1つのモチーフに絞ることはしていませんでしたが、
「ふたりのウェディングテーマを伝えられるペーパーアイテム」
であることを商品の売りにしていたので、
デザインのテーマを決めて、そのモチーフの商品を展開していました。
例えば、「くま」が好きな花嫁さんに向けて「テディベア」というデザイン名で
招待状
席次表
席札
メニュー
プロフィール
ウェルカムボード
プチギフト
ウェルカムベア・・・
というようにトータルコーディネートできる商品展開をしていました。
ARARS(アラース)という大ブランドの中に
テディベア
アリス
海
馬車
さくら
というように小ブランドがたくさんあったというイメージです。
憧れのイメージを伝える
こちらも私自身も使ってきたやり方の1つ。
「パリジェンヌがしていそう」
「シンプル系バリキャリママの」
「モノトーンコーデ好きの」
というように、商品を選ぶ人が憧れていたり、まさに私!と思ってもらえるようなワードを入れてみる。
私は「パリジェンヌ」を良く使っていました。
有名人をイメージする
私のブランドで花嫁ピアスを取り扱った時に使った方法がこれ。
大振りで、レトロ感があるもの。
主役級だけど、キラキラしすぎず品があるもの。
を揃えたかったので、
上のようなイメージをまとめて
「オードリー・ヘップバーンがしていそうな」
という説明をインスタプロフィール欄の最初に入れていました。
この3つの方法はどれも私自身も取り入れていたブランドイメージを伝える方法で、かつ私が好きなものばかりを例に出しました。
ハンドメイド商品販売の一番の魅力は
「好きなモノ」を作って、共感して欲しいと思ってもらえること
なので、自分の「好き」の中にブランドコンセプトに出来る言葉は無いか、よーく考えてみてください。
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