【講座進行のきほん】受講生にとってどんな存在でありたいか?
この記事では、初めて講座を行う起業家の方に向けて、「教える・育てる・導く」の基本を発信しています。
私は今日もプールへ行ってまいりました。
高校の部活の顧問として9年、スイミングのコーチとして2年。(3年目)
合計で11年間水泳を教えています。
水泳に限らずですが、コーチをしていて良かったと思う時があります。
今回は「選手とコーチ」として記事を書いていきますが、「受講生と講師」に置き換えて読んでくださると嬉しいです!
また、「子どもと親」「部下と上司」など、ご自身の状況に置き換えて読んでくださっても良いかと思います。
今日の練習の終わりがけに、選手が私にこう言いました。
「コーチ!できました!」
その選手が伝えたかったことは・・・「今日の練習で、自分が理想としていた泳ぎで、目標としていたタイムを出すことができた。」という意味です。
そして、「この感じで練習できたなら、本番でもできそうだ。」そういった意味です。
私は、選手のこの何気ない報告がとても嬉しかったです!
選手とコーチの間で、目標が共有されている感覚。
理想の泳ぎの共通認識がある感覚。
コーチから見て「良い」と感じた泳ぎやタイムを、選手も同じように感じている感覚。
そして、選手が「できた!」と感じた時に、タイムラグなく嬉しさを報告できる距離感に私がいるという状態。
これが本当に本当に嬉しい。
あぁ、コーチをしていて良かった。
毎日プールに来ていて良かった。
心から自分の取り組みや役割に安心を感じる瞬間です。
誇らしさというより、安心ですね。
自分が選手にとってどんな存在でありたいか考えた時に、自分が思う理想のコーチとして存在できたという安堵が大きいです。
私は、選手は基本的に自分で考えて自分で成長していけると思っています。
でも、ふとした時に何か質問したかったり、迷ったときにすぐ相談できるところに信頼できる存在がいると、どれほど心強いだろうと思います。
「その存在がいる」というだけで、選手は安心して自分なりに挑戦したり失敗したりする心の土台ができると思います。
今回は、選手がふと「できた!」と感じた時に、「コーチ!できました!」と報告できる私でいられた。
すごく尊い瞬間だったし、安心したし、嬉しかったです。
あなたは、受講生にとってどんな講師になりたいですか?
講座を始める前にも、始めてからでも、折に触れて考えてみてくださいね!
理想の講師像を持っていることは、教え方のノウハウをたくさん持っているよりも、いざという時のあなたを支える心の柱になることでしょう!
あなたが受講生と素晴らしい交流ができることを、心から願っています!
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