映画「ペーパー・ムーン」 〜紙に描いたインチキな月
映画「ペーパー・ムーン」(1973年・米国)の舞台は禁酒法時代、1936年、日米戦争で第二次世界大戦に突入する5年前。聖書を遺族に売りつけて儲ける、親子を装った詐欺師二人が主人公。
禁酒を不正売買する警察一族に捕まった2人と警官2人がいる警察署の部屋で、傾いた「ルーズベルト大統領」(戦場に行かせて米国民を八万人以上殺し、空爆・原爆で日本だけで一般人を数十万人大虐殺した大悪人)の写真が壁にあった(下記・写真)。
聖書を遺族に売りつける親役の名前(俳優:ライアン・オニール)はモーゼ(ユダヤ人をあらわす典型的な名前)。聖書を売りつける悪人を十戒の”モーゼ”(旧約聖書の『出エジプト記』に出てくる古代イスラエルの指導者)にすることで米国、世界の実態を見せている。
ユダヤ民族はイスラエルを再建し建国したが、国籍だけイスラエルにするだけで真の母国にせずに、在住しない人々もいる。大昔は『出エジプト記』、現代は『出●●』。貪欲な「●●」を隠れ蓑にしてるのだろう。