心のどこか、比較的中心に近いところ②
タイトル変える予定でしたが、同じタイトルで完結させたいと思います。(元々適当にタイトルを付けてたため、都度変更しようと思ってましたが、最後にちゃんと考えてタイトルを付けたためです。①内の「本件については、テキスト毎に〜」の記載の削除を忘れておりました。)
それでは続きです。また長々とまわりくどく、女々しくなります。
センター試験も終わり、私立、国公立2次に向け最後の頑張りどころを迎えた所で、事件は起きた。
読者の方は予想できたと思うが、女性Hに振られたのである。
また読者の方は予想できたと思うが、理由は「やっぱり別にいる好きな人と付き合いたい。」とのことである。(返事を1週間保留される時点で、即諦めればよかったのである。)
この時期に、こんな結末を迎えるとは思わなかった。
付き合い自体は長いし、優しい人だったからである。
(個人的には浮気、二股でいいから、受験後に告げて欲しかった…。恐らく、曖昧な気持ちで付き合い続けることの方が「悪い」と考えた末の、この結末だったと思いたい。)
少なくともその後4年、または6年、いや社会に出る時にも影響する、大学入試の最後の頑張りどころでの、この結末。
私立への挑戦!そして国公立2次で挽回!!と思っていた心に必須となる癒し、精神的支柱が、急に消えた。
この一連のやり取りは電話でのことだ。僕は平静を装っていたが、声は震えていたと思う。(電話がきた瞬間に嫌な予感がした。こういうのが第六感なんだと思った記憶がある。)
甘ったれな僕は、電話での20分程度のやり取りで、2浪になって気づき、続けてきた勉強に向き合う姿勢の継続ができなくなった。
勉強に向き合うが、頭には常に女性Hがいる。
集中できない。
集中できず、勉強以外のことを考える時間が増え、どんどんネガティブな思考となる。
センター利用で安全圏の大学はあっても、結果は出ていない。落ちているかもしれない。
こんな状態で私立入試、国公立2次なんて上手くいくはずない、全部落ちるかもしれない。
3浪目は無理だ。この生活をあと1年続けられない。
両親にも、迷惑をかけたくない。
考えても考えても、勉強に向き合う姿勢は取り戻せず、それがまた不安を呼び、負の連鎖となり、心が不安定となった。
そして結果的に自傷行為をするようになってしまった。(今振り返ると、女性Hに振られたことよりこっちの方が大事件である。)
そんな時、息抜きで利用していたものが僕を救うのである。
続く