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琳派と日本ジャズ

血縁や直接的な師弟関係がなく、洗練された作品への憧れで受け継がれていった琳派。

琳派の代表的な絵師である宗達が死んで光琳が登場するまでに100年かかり、さらに抱一の登場は光琳の死後50年経っています。

いずれも違う時代に生きた絵師たちですが、先人の作品に共感し、直接教えは受けないけれど勝手に尊敬して勝手に学ぶ。このつながりを後世の人たちが琳派と名付けたのです。とても良い継承の歴史です。

それは、僕たち庶民の中で日本ジャズや音楽が受け継がれて、100年後には今のつながりが何と呼ばれているのかとても興味深いけれど、残念ながらそれを知る由はありません。

プロもアマチュアも入り混じった現代の混沌とした日本ジャズ界を記録しておくことは、今後の日本ジャズの大切な通過点の記録になるかも知れないと考えています。

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荒武裕一朗
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