見出し画像

妊娠してた時のこと 2

検査薬での検査も無事「陽性」とでて、さてお次は病院になるわけですが、ありがたいことにこれまで大して病気もせず、妊娠についても全く予想していなかったのでどこの病院に行けばいいのか迷いました。

妊娠・出産に関してもこれといったこだわりもあこがれもなかったので、正直病院はどこでもよかったのですが、結局近くの婦人科を受診することに。

病院に行ったタイミングが検査薬を使用した次の週だったので、私の計算的には妊娠5週をちょっと過ぎたあたりで、あわよくば心拍の確認もできるかなぁと考えておりました。

結果は、胎嚢は確認できたけど心臓はまだ動いておらず、「大きさ的に妊娠4週くらいかなー」と。エコー写真を見ながら医者先生が説明してくれました。

初めて見るエコー写真で一番目立ったのは大きな白っぽい塊。これが胎嚢か…?と思っていたら、

「この目立つのは筋腫ね。赤ちゃんの入っている袋はこっちの小さいの」となんだかかろうじて写っていた小さい影を指されました。なんだ、そうなのか。

筋腫は目立つのが2つ。そのうちの大きいほうが6センチと言われました。確か胎嚢がまだミリ単位の大きさだったので、そりゃ筋腫の方が目立つはずだよね。

筋腫があることは20代のころから知ってはいたけれど、大きくならなければ放っておいて大丈夫と言われていたので、特に検査もせず放っておいたのが無症状のまま結構大きくなっていたようです。でも妊娠中はどうすることもできないのでうまく付き合うしかないといわれました。

帰宅後、すぐにでも夫に報告したくてうずうずしていましたが、翌日が結婚記念日だったので、サプライズとして1日とっておくことに。

きっとこの時のような感情が浮足立つってことなんだろうなと思います。

妊娠してるのかな?と思ってから検査できるまで待つ期間、陽性から病院に行くまでの期間、確定から夫に報告するまでの期間、一日一日がすごく長くて、早く過ぎてくれないか、早く時間が経ってくれないか、そんなことばかり考えていました。

結婚記念日の夜、おもむろに夫にエコー写真を見せると、本当にびっくりしたようで、目を白黒させていました。こんなに驚いている夫を見たのは初めてでした。そして心底ほっとしたような、うれしいような顔もしていました。

夫はバツイチで前の結婚時に子供がいなかったので、内心自分が種無しなんじゃないかと不安を感じていたようです。

「まだ心拍確認できていないから…」といったものの、そんなことはどこ吹く風。夫は完全に浮かれていました。

いいなと思ったら応援しよう!