情報の鮮度の話

Webで情報収集をする際に気をつけるべきことの一つは、「その情報がいつ発信されたものか」ということ。

例えばIT技術は更新が早く、バージョンが上がると不具合が解消されるどころか仕様が大きく変わることが少なくないので、過去のバージョンの情報を参考にしてしまうと痛い目を見ます。

ニュースやトレンドに関しても、去年の情報を参考にするとコミュニケーションが嚙み合わなかったり、余計な誤解を生むこともあります。

個人の日記だったり音楽の感想だったり、あまり鮮度が関係ないコンテンツももちろんありますが、そのときの世相や流行が微妙に関わってくる場合もあるので、ほとんどのジャンルにおいて、新しく公開された情報のほうが有用性が高い傾向にあると言えるでしょう。

これはWebコンテンツの制作側も気をつけてほしいことです。
公開した情報が古くなっていくのは当たり前のことですし、膨大な過去情報をアップデートするなんてことは求めません。
せめて、公開日や更新日は「目立つ位置に目立つ文字で」書いてほしい。

よくあるのが、タイトルや記事の下に小さく薄く書かれているもの。
これでは見逃してしまうどころか、存在にすら気づかない場合もあります。

逆に親切なサイトだと、古い情報には警告を出してくれるところもあります。
Qiitaなんかはまさにそれ。よくお世話になってます。
この機能は本当に助かってます。

Qiitaの警告


公開日が書いていないサイトや、内容が変わってないのに更新日だけが更新されるサイトは、もはや信頼しないほうがいいでしょうね。
だいぶ駆逐されたけど質の悪いキュレーションサイトとかアフィリエイトブログなんかはそういうのが多々あります。

こうした情報の鮮度に関して、非常に興味深い試みを行っているサイトもあります。

これなんかは、今見るとまるで押入れの奥から出てきた古い新聞紙のように変色して、文字がかすれて見えづらくなっていますね。とてもアナログチックで面白いと思います。

そういえば、noteも公開日が白地に薄灰色で書かれていて目立ちませんね。
多彩なジャンルの投稿があるnoteなので、さすがに古い記事に警告を出すなんてことはナンセンスだと思いますが、せめて新しい記事の公開日は濃く表示するとか、そういった表示のカスタマイズができるようになりませんかね?どうでしょう?


※この記事は「アランチャの書きたかったことを吐き出すAdvent Calendar 2021」の12日目の記事です。


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