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また草を刈ってきた。
伊賀市の耕作放棄地を「食べられる森」に変える楽園プロジェクトに取り組む麦わらどんぐりさんのブログを読んでいたら、いたたまれなくなって草を刈りに行った。
今進めている協生農法のプロジェクトが地域の方のクレームで白紙になったとか、土地を借りれても自宅から30分とか離れていて、隣接農地にも気を使うような状況で協生農法にチャレンジしているのを読んだ。
私の父が所有している山の畑は家から車で3分、700平米ほど。隣接農地は両サイドとも耕作放棄地で荒れ放題。協生農法に取り組んだとしても、何のお咎めもないだろう。家から歩いて30秒のアクセスのいい畑の方は流石に隣接農地が慣行農法で耕作され、大規模に協生農法に取り組むのは気が引ける。そのため、畝としては最小単位の直径1.4mの円形のものを作って、先日タネの播種、苗の移植を行った。
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ブルーベリー いちご シルバーヘデラ ニンニク キャベツ 玉ねぎ ねぎ こまつな ほうれん草 水菜 さやえんどう にら そら豆 あねもね を植えた。
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麦わらどんぐりさんのブログを読んで、山の畑に関しては恵まれている自分の境遇を思い、何かせずにはいられなくなった。ちょうどそのブログを読む前に、シードボールをアフリカの土地に撒く動画を見ていた。シードボールは自然農法の福岡正信氏が発案したものらしく、粘土の中に幾つかの野菜の種を入れておいて、その泥団子を砂漠化しつつあるような土地にばら撒く。動画ではセスナからもばら撒いていた。そういうことに私はいつも心惹かれる。
出張か何かで東京に行った際、地下鉄の先頭車両の運転席の窓から草一本生えていない地下の線路の土を見て息苦しくなった。車両の窓から何かタネをまくことを夢想しながら電車に乗っていた。この田舎でも市街地では郊外ほど緑の勢いが強くなく、何かのタネをばら撒きながらジョギングしてみたいと思ってみたり。
麦わらどんぐりさんは困難に直面しながらも、協生農法に取り組んでいる。うちの山の畑なら協生農法に取り組める。しかし雑草を刈っても、根がしぶとくて作業ができるだろうか。数十年ほったらかしてある土地だ。畝を作るのが大変そうだ。畝を作れないなら、シードボールでもばら撒けば良いのではないか。そんなことを思うといてもたってもいられなくなり、草を刈りに出かけた。