感想《フェルメールと17世紀オランダ絵画展》
おはようございます。
毎日編み物をしながら暮らしているアランアミです。
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昨日の編み物🧶
だいぶ形になりました。
あとはボタンとボタンループ、ショルダー部分をつけたら完成です。
ショルダーは編まずに市販の紐を使う予定です。
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今日は東京都美術館で開催されている《フェルメールと17世紀オランダ絵画展》の感想です。
所蔵館以外で初公開になる注目の作品《窓辺で手紙を読む女》について書いた記事はこちら
ドレスデン国立古典絵画館が所属するレンブラント、メツー、ファン・ライスダールなどオランダ絵画の黄金期を彩る名品約70点も展示されています。
17世紀オランダ絵画ってインスタっぽい
17世紀のオランダはオランダ東インド会社に代表されるように貿易でイケイケゴーゴーの時代だったようです。
それまで絵画といえば歴史画・宗教画がメインでしたが、社会が変わるにつれて風俗画で日常生活が描かれるようになりました。
17世紀オランダでは貴族や教会ではなく裕福な富裕層が自分達の暮らしを画家に依頼して描いてもらっていたのです。
貿易が盛んで商人が活躍していたようです。
今回の展覧会でも風俗画、たくさん来ていました。
リュート、手紙、地球儀(地図)、異国の絨毯(をテーブルクロスにしてる)、ペットの犬…流行りの(?)アレコレ
絵画に登場する小物が結構共通しています。
そして当時の流行りの構図、窓枠やカーテンを使ってトリックアートのようにみせるという技法などもよく使われています。
そして歴史画や宗教画に比べてサイズはコンパクトです。
お城や教会ではなく個人宅に飾るのでほどほどの良いサイズになっています。
そういった絵をズラーっと見て、なんとなく、インスタっぽいなと思いました。
スピード感は全然違いますが。
でもなんていうか、この「日常生活をちょっとカッコ良く映して他の人にも見てほしい」という気持ちは一緒なのかなと思ったり。
猫が室内にいるということは…
音声ガイドによると、室内に猫がいるのは官能的な意味があるとのこと。
今回の展覧会では猫がかかれているのは2作品ありました。犬はもっとたくさんいた。大体白と茶色の毛が長めの小型犬が多かったと思います。
それで、猫なんですが、1作はガイドで説明されていた室内に女性がいる絵にちょこんと猫もいるという絵。
もう一つは最後の方に展示されている農家のカップルの絵です。
室内…うーん、納屋みたいなところに男女がいる絵なのですが、よく見ると手前に猫がいる。
あ、これはそういうニュアンスのある絵なのか。
へぇー!と思いながら展示室を後にしました。
17世紀のオランダ人が私のアイコンを見たらひどく破廉恥な人だと思うのだろうか…。
ルノワールの絵で少女が猫を抱いている絵があったから19世紀のフランス人は猫にそういう意味合いを持たせていないのかな。
そういった暗黙の了解って面白いですよね。
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というわけで私のゆるっとフワッとした感想でした。
ではでは、今日も良い1日を〜
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