フェルメール《窓辺で手紙を読む女》
おはようございます。
毎日編み物をしながら暮らしているアランアミです。
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昨日の編み物🧶
今週はなかなか編み物の時間を取れず消化不良気味です。
寝落ちが回避出来ないので生活リズムが狂っている〜。
日中に5分でも編めたら、それは素敵な1日だと思うことにします。
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今日は先日行ってきた『フェルメールと17世紀オランダ絵画展』から《窓辺で手紙を読む女》のお話です。
絵画展全体の感想はまた改めて書く予定です。
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今回の展覧会の1番の目玉、
フェルメールの《窓辺で手紙を読む女》の修復後の姿を見てきました。
修復前はキューピッドの絵が塗りつぶされていました。
以前からこのキューピッドの存在は分かっていたそうですが、フェルメール自身がなんらかの理由で塗りつぶしたと考えられていました。
私が持っているフェルメール作品を紹介した本にも“なぜフェルメールはキューピッドを隠したのか”“キューピッドがそのまま描いてあれば手紙は恋文で確定なのに、隠されたことで想像の余地が広がる”みたいな記述がありました。
それが最近の研究でキューピッドが塗りつぶされたのはフェルメールの死後だということが分かり、修復作業が行われました。
無事に元の姿を取り戻した《窓辺で手紙を読む女》は所蔵館のドレスデンでお披露目され、今回日本にやってきたのです。
2018年のフェルメール展は都合がつかずに行けなかったので、今回こそ!と鼻息荒く乗り込んでいきました。
フェルメール、好きなんです。
でも《窓辺で手紙を読む女》は修復前の方が好みだな…と思いながらの参戦でした。
こんなに大きなキューピッドいるかしら…
なんて思いながら会場に向かったのです。
しかし、しかし
修復の様子の動画をみて、有識者のインタビューなんかが編集されたムービーをみて、2000年代に複製された修復前の絵も見て、修復後のその絵を見たら…
キューピッドありです。
ああ、素敵だぁ〜と。
そして色が本当に綺麗でした。
特に手前の織物とその上に転がっている果実のあたりがツヤツヤしていて。
全体も修復のおかげで瑞々しくて、もう言語化するのが難しい感動でした。
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絵そのものにも心が震えましたが、私は修復の作業工程にも唖然とさせられました。
劣化したニスを綿棒で取り除くのですが、本当に家庭で耳かきにつかうようなサイズの小さな綿棒でクルクルと擦り付けて古くなったニスを除去していました。
塗り潰しの層は修復士が顕微鏡を見ながら専用のコテのようなもので細かくカリカリと削っていました。
気の遠くなるような作業を経て、輝くような今の姿に蘇ったなんて…人間ってすごい…と思いました。
描く人も情熱があるんだろうけど、保管する人や修復する人の熱量はまた別のものですね。鑑賞する人もか。
もしもう一度行けるなら平日にゆっくり絵の前で過ごしたいです。
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最近の展覧会は閲覧後のお土産コーナー?が充実していて危険です。
興奮している状態で素敵なものに囲まれたら散財してしまう。
落ち着け、落ち着けと唱えて
ポストカードと家族へのプレゼントのお菓子、そしてミッフィーのレターオープナーを買いました。
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この記事を書いているのは深夜0時で本当は眠いからさくっと「フェルメール最高でした」と書いて終わろうと思っていたんだけれど、書き出したら中身のない暑苦しい内容を書き連ねてしまいました。
うん。
ではでは、良い1日を〜
そして素敵な週末を〜
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