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最近感じる世の中のヒズミ

こんばんは。毎日編み物をしながら暮らしたいアランアミです。

最近の編み物🧶

セーターの袖口を編んでいる。


転勤の話を聞いて思うこと

先週は国際女性デーがありましたね。
最近ハマって読んでいた、よしながふみさんの『大奥』を読み終わりました。
3月でちらほら転勤の話を耳にします。(我が家は今回は転勤なしでした。)

そんなタイミングで女性の生き方について思いを巡らせていたのです。

嘘か本当か、家を買うと転勤させられる?

結婚をしたら、家の購入を決断したら、会社から異動命令が出された。

そんな話をチラホラと聞いたことがあります。

社内婚カップルの女性に県外転勤が言い渡された、とかね。
結婚したんだから退職しなさいという会社からの暗黙のメッセージだったとかなんとか。
そういう意図がなかったとしても結婚したばかりの人に転居を伴う異動命令を出すって嫌な感じ。

家を買うことにしたら転勤になって新築には住めなかったという話を娘の習い事の先生から聞いた。

お子さんが成人している年代の方なので、話自体は少し昔のことだと思うけれど、それにしたって。

経営者が従業員の家族は付帯物としかみていないのかなと思ってしまう。

家を買うならしばらくローンの返済があるでしょ。簡単には仕事を辞められないよね。不本意な転勤でも従うしかないでしょう。ということで、よろしく。

そんな思想が透けて見える。

転勤を許容できるのがスキルの1つならば

転勤制度を悪だとは思っていない。
環境を変えたくて転勤を希望する人もいるだろう。いろんな場所で経験を積みたい人もいるだろう。

でも個人のライフイベントをガン無視した転勤制度は見直した方がいいと思う。

就職活動をしている時に感じたことなんだけれど、転勤を許容できないと就職先の選択肢が減る。それも手取りの良さそうなところはどんどん選択肢から落ちていく。

当時の私は相手は決まっていないけれど将来的には結婚をして子どもも欲しいと思っていた。

そうなると自分自身が転勤族であちこちに飛び回る姿が想像できなかった。
専業主夫になってくれる男性とご縁があれば良いかもしれないけれど、養っていく覚悟もないし、出産で働けない期間はどうするのだ?…そんなことを考えていたために「男女の雇用機会は本当に平等なのか?」という違和感を感じて胸に抱えたまま過ごしている。


『大奥』を読んで感じたのは、どんな制度でも限界がくるということ

三代将軍徳川家光から大政奉還までの時代を男女が逆転した大奥…という設定で描ききったよしながふみさんの漫画『大奥』。

何がすごいって、男女がすり替わっていても史実は外してない。
むしろこっちが真実だったんじゃと思わせるリアリティがあって怖くなるくらい。

だから有りがちな「女性が上に立った方が政は上手くいく」マウントはない。
為政者が男でも女でも、時代の流れは進んでいくし今ある制度はどこかで限界を迎えてしまう。

事実を受け止めて先を見ることが出来る人に舵取りは任せたいけれど、ままならない。

今の時代に合った働き方に真剣に向き合った方がいいのだろう

作れば作っただけ売れる、という時代は過去であって今じゃない。

働けば働いただけ稼げて欲しいものが手に入る、という社会でもない。

男性が外で働いて、女性は家事育児の責任を全部負う。そんな制度が上手くいったこともあるけれど、やっぱり今のみんなの求める社会にはそぐわなくなってきているんじゃないかなと思う。

もういっそのこと性別に関係なく「新卒は3年働いたら全員退職、3年は別のところで経験を積んで戻ってきたかったらまたどうぞ。」くらいの文化にしたらどうだろう。

会社が独占して1人の人を育てあげるんじゃなくて、社会全体で働く人を育てていこうよ、みたいな。

子育てもそれくらい緩いといいよね。
両親だけじゃなくて近くの人みんなに可愛がってもらって伸び伸び育てられたらいい。


ではでは、良い週末を!

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