見出し画像

ボカロP向け活動攻略ガイ


はじめに

この記事は、2024年9月時点でのアラマキの考えをまとめたもので、「これが今を攻略するメタだ!」という内容です。「お前できてねーじゃん」って思われる部分もあるかもしれませんが、あくまで一つの参考として読んでください。また、ボカロP以外の活動や一般社会にも通じる部分があると思うので、ぜひ読んでみてください。

環境が選ぶ武器と必要なスキル

「武器は環境が選んでいる。そして、人権となる武器も選ばれる。」

僕はボカロPなので、音楽的スキルやセンス、SNSでの活動や評判が重要だと思います。つまり、環境が必要としている武器はある程度決まっているんです。

たとえば、モノマネが得意とか料理が上手とか、ボカロPとしては直接関係ないスキルは、活動に直結しにくいですよね。また、音楽的スキルやセンスに関しても、受け入れられやすい範囲があります。

個性と受け入れられる範囲

「個性だから!」って言って、馴染みのない言語の歌詞や独特すぎる価値観、聴き慣れない音楽ジャンルを取り入れても、リスナーには伝わりにくいことがあります。受け手が理解しやすい個性でなければ、スルーされてしまう可能性が高いんです。

たとえば、「難解なリズムや音楽理論を詰め込んだあのバンドは人気だ!」という反論もあるかもしれませんが、「難解である」という個性は記号として理解しやすいですよね。要するに、リスナーが共感しやすい形で個性を表現することが大切です。

他と被ることを恐れない

現実には、無数の選択肢があって、それがグラデーションとして存在します。だから、完全に誰かと被るってことはあまり起きません。作品や表現、キャラが他と似ていても、勝つことだけを意識しなくてもいいんです。

単純接触効果と発信頻度の重要性

「単純接触効果」って知ってますか? 接触回数が増えるほど、そのものに対して愛着や親しみを覚えるっていう効果です。だから、作品の発表や配信の頻度を高めると、人に印象が残りやすくて、ファンになってもらいやすいんです。

Webマーケティングでは、ショート動画を5回視聴すると視聴者の認知ができると言われています。圧倒的な個性がなくても、継続的に活動していると、いいポジションを確保している人も多いです。ガッツさえあれば再現性の高い方法なので、ここを頑張らない理由はないですよね。

ファン心理と成長の見える化

ファンにとって、ボカロPも「推し」の一人です。ファンは推しの成長を見て、自分も誇らしい気持ちになるんです。作品を出すたびにランキング上位に入ったり、コンテストで優勝したり、著名な人とコラボしたり、フォロワーが急増したり。こういった目に見える成長があると、ファンの自尊心も満たされます。

逆に、悪評が立つとファンも傷つきます。だから、成長を続けて良い評判を得ることが大切なんです。

運の良さは機会の数で決まる

運が良い人って、実はたくさんの機会を自分で作り出しているんです。作品の発表、コラボ、コンテストへの参加、イベントへの出展や情報収集など、自分を売り込む行動を増やすことで、成功につながるチャンスも増えます。

「これさえやれば絶対に人気になる!」なんて方法はないけれど、試行回数を増やすことで「なりやすくなる」状況を作り出すことはできます。これは誰にでも使える方法の一つです。

クリエイターに必要な営業力

クリエイターとしての活動も、事業の立ち上げも、需要を掘り起こして自分を売り込む点で共通しています。でも、クリエイター界隈では「営業(売り込み)」が軽視されがちです。

SNSで「依頼お待ちしています!」と発信するのはポジティブですが、目立った存在でない限り、依頼が来ることは少ないのが現実です。そこで僕がおすすめするのが、直接営業です。

効果的な直接営業の方法

ただし、無闇にDMを送りつけるのは逆効果です。自分の実績としてふさわしい相手に絞り、相手の活動に合ったデモ作品を用意して提案しましょう。このとき、トライアルとして無償で提案するのもアリです。成果が良ければ、次から有償にすればいいんです。

直接営業のメリットは、待っているだけでは得られないチャンスを自分で掴みに行けることです。他のライバルと比較される前に、自分を知ってもらえるので、競争を減らすことができます。

もちろん、連絡手段が公開されていないなど、この方法が使えない相手もいますが、可能な範囲で試してみてください。

能動的に動く人が運を掴む

自分から積極的に動ける人は、運が良く得をしやすいです。漠然とではなく、ボカロPとしてのキャリアプランや方向性を考えておくことも重要です。

僕の場合は、ボカロPとしてアーティスト活動を目指しつつ、コラボや楽曲提供もやっていきたい。将来的にはパフォーマンスもできるようになりたいと思っています。

もしVTuberやVsinger、アイドルへの楽曲提供を目指すなら、また違った動きが必要になるでしょう。自分の目標に合わせて行動してみてください。

群れることのメリットとデメリット

仲間ができると、サークルを組んだり、活動者が多数参加するDiscordグループに入ったりします。

メリット

  • スケールメリットで一人では難しいことができる

  • 活躍の機会が増える

  • 情報やノウハウの共有

  • クローズドな楽曲募集のチャンスが得られる

僕自身もコミュニティを主催していて、これらのメリットを実感しています。

デメリット

  • 目立つポジションは限られていて、小さな競争が起きる

  • 大勢が参加するグループでは、楽曲提供の募集でも競争率が高い

  • 主催側はより良い楽曲を求めて競争率を上げるので、参加者にとっては厳しい環境になる

たとえば、Discordサーバーで楽曲募集があっても、採用されるのは一握りです。競争が激しいので、自分が目立つのは難しいかもしれません。

だからこそ、直接営業で競争を減らし、自分だけのフィールドを作ることが重要なんです。

レッドオーシャンでブルーオーシャンを見つける

ボカロPになるための敷居は年々下がり、参入障壁はかなり低くなっています。つまり、競争が激しい「レッドオーシャン」なんです。

でも、やり方次第で「ブルーオーシャン」を見つけることもできます。たとえば、直接営業を活用して他の人がアプローチしていない相手とコラボしたり、自分から新しい機会を作り出すことで、競争を避けることができます。

重要なのは、リスナーが親しみやすい作品を提供することです。リスナーにとって馴染みのあるスタイルやテーマでありながら、自分ならではの魅力を加えることで、新しいファン層を開拓できます。

つまり、競争が激しいフィールドの中でも、自分だけの活動領域を見つけて、リスナーに受け入れられる可能性を高めることができるんです。

おわりに

以上、ボカロP向けの活動に関するアドバイスをまとめてみました。これはあくまで僕の考えですが、何か参考になる部分があれば嬉しいです。一緒に頑張っていきましょう!


余談

メモ帳にバラバラに書き溜めた思ったこととかノウハウを試しにChatGPTにぶち込んで編集してもらいました。


いいなと思ったら応援しよう!