io.net Weekly AMA 2024/12/18 要約
— io.net (@ionet) December 18, 2024
AMAセッション概要
AMAでは、IO.netのCTOであるGaurav氏とパートナーシップ担当のTausif氏が登場し、2025年に向けた計画や現在の進捗状況について語りました。本ブログでは、AMAでの主なポイントを以下のトピックに分けて要約します。
IO.netは、2025年までに分散型AIエコシステムの中心的存在となることを目指し、技術革新（AIプラットフォームの構築やM4チップ対応）、パートナーシップの拡大（Web2およびWeb3企業との協力）、収益の成長（10倍の目標）、新しいステーキングプロダクトの導入、そしてコミュニティとの連携を強化しながら、持続的な発展を推進しています。
1. IO.netの将来ビジョン
Gaurav氏は、2025年末までにIO.netをAI関連の「ワンストップショップ」にすることを目指していると述べました。具体的には、以下のようなサービスを統合する予定です：
- GPUとクラスターの提供
- AIモデルの作成とデプロイを支援する完全なソフトウェアスタック
- 分散型ストレージとネットワークサービス
- パブリックAIモデルの提供を行う「IOインテリジェンス」
IO.netは、すべての必要な機能を1つのプラットフォームで提供し、AI開発者が簡単にプロジェクトを立ち上げられる環境を目指しています。
2. パートナーシップの拡大
Tausif氏は、2024年の成功を基盤に、2025年にはさらに大きな成長を目指すと述べました。具体的には：
- Web2およびWeb3の主要なプレイヤーとの統合
- 分散型データセット、事前学習プラットフォーム、エージェントフレームワークとの連携
- DevOps、MLOps関連のツールプロバイダーとの協力
- エンタープライズ向けサービスの拡大（特に大規模なWeb2企業との提携）
Tausif氏は、これらの取り組みを通じてIO.netを分散型AIエコシステムの中心的な存在にすることを目指しています。
3. 収益の成長
2024年には、わずか2か月半でネットワーク収益が200万ドル未満から1200万ドルに成長し、2025年末までにさらに10倍の成長を見込んでいます。この驚異的な成長は、DePIN（分散型物理インフラストラクチャネットワーク）の実用性と可能性を示しています。
Gaurav氏は、この成長を基に、DePIN業界全体におけるIO.netのリーダーシップをさらに強固なものにする意欲を語りました。
4. ステーキングの進化
IO.netは、コミュニティのための2つの新しいステーキングプロダクトを導入予定です：
-ステーキングマーケットプレイス
サプライヤーがコミュニティからステーキングの支援を受けるための場を提供し、協力したメンバーが報酬を得られる仕組み。
- コミュニティステーキングプール
ブロック報酬の一部をコミュニティに分配するためのプールを作成。コミュニティメンバーが自分のウォレットからIOトークンをステークして報酬を得られる仕組み。
これらのプロダクトは、ネットワーク成長を支援しながらコミュニティへの利益を還元することを目的としています。
5. 技術的な進捗と計画
- AIエージェント
独自のAIエージェント構築については、現在は優先事項ではありません。代わりに、AIエージェントを開発できるプラットフォームの構築に注力しています。将来的には独自エージェントの開発も検討しています。
- M4チップのサポート
IO.netは、M4チップを在庫に追加する予定ですが、具体的な日程はまだ決まっていません。
6. コミュニティとの連携
AMAでは、IO.netが常にコミュニティを中心に考え、彼らの利益を重視していることが強調されました。例えば：
- 透明性の維持：収益や成長データを公開し、コミュニティと共有。
- XPプログラム：コミュニティのエンゲージメントと貢献を評価するため、2025年には改訂が検討されています。
- クリエイティブな取り組み：ミームやNFTなど、Web3文化を活かした活動を奨励。
AMAの全文翻訳については、io.net Discordの日本語チャンネルのスレッドのみでリンクを限定公開しています。
冒頭より抜粋
来年末までに、私が描いているビジョンは、IOがAIのワンストップショップになることです。つまり、AI関連で何かを作りたいと思ったら、IOですべてが揃うようになります。
例えば、私たちはすでにGPUやクラスターを持っています。これからは、モデルを作成し、デプロイするためのソフトウェアスタック全体も提供する予定です。
「IOインテリジェンス」という製品を用意します。この製品では、パブリックに存在する多くのモデルを提供します。
また、分散型および分散ストレージにも時間を投資します。そして、ネットワーク関連の分野にも取り組む予定です。
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