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一泊三日と3時間!悪縁をぶった斬って良縁を掴め!旅 9

再びのソロ。松江満喫!

出発
姫路でモーニング!
岡山駅でおやつ、福山で靴を調達
ふくやま美術館でテンション爆上げ!
友人と合流、18きっぷを使い倒せ!
鈍行乗り継ぎ6時間移動、山越えは圏外との戦い。
デイリークエストは効率的に。
宝物殿はトキメキがいっぱい。
・再びのソロ。松江満喫!
旅先が温泉地って最高
4度目の正直、姫路城!
推し美術館に通える距離に住みたい
推し美術館と、旅の終わり

一路、目指すは松江しんじ湖温泉駅である。
とは言え、終点まで電車に揺られるだけなのでのんびり景色を楽しむ。
しばらくすると、宍道湖が見えてきた。
昨夜通った向こう岸、昨夜見た夜景のどこかを走っている。

田畑の用水路?で亀が泳いでた。
見える湖面も穏やかである。
長閑だ。
天気が崩れなくて本当によかった。

電車に揺られながら、先ほど別れた友人が乗り換えチャレンジに失敗していたことが発覚したりしていたが、自由席で取り直してもらってなんとかなったらしい。
私は有料特急の類をほぼ使わないのでほとんど役に立たなかったが、やらかしたと思ったら駅員さんに相談。なんとかなる。
ありがとう駅員さん。
私が乗ってた電車にも乗り換え間違えたマダムがいて、電車の短い停車時間に対応してらっしゃいました。
お疲れ様です駅員さん。

松江しんじ湖温泉駅下車。
駅を出てすぐそこの足湯で、ちょっと休憩した。
無料で入れる足湯、ありがたい。
平日の昼間だからか、貸切状態だった。
1日半歩き回った足の疲れが、ちょっと熱めの温泉にとけていく。

休憩を終えたら、そこからまた歩く。
バスに乗ったって良いのだけれど、街歩きもまた旅の醍醐味(ケチっただけ)。
それに今回は別の足を予定していた。
松江城の堀を行く船だ。

ぐるっと松江堀川めぐりのカラコロ広場の船着場に着いて、チケット購入。
前回は一回きりだったけど、今回は一日乗り放題券フル活用!
3箇所ある船着場でそれぞれ降りてブラついてを繰り返し、お堀を一周するつもりである。

この時、まだ14時。
観光に3時間は使える。
閑散期なのか、船はそれほど出ていない。
時刻表があるわけではなく、ある程度人が来たら随時出発、なので、のんびりするつもりでいるのが正解だと思う。

松江城のお堀の船は屋根付きで、冬場はこたつも設置される。
おこたでぬくぬくしながら、船頭のおじいさんの小粋なトークで堀川周辺を案内してもらいながら進む。

何より、松江城の堀の船の特筆すべき点は、屋根が下がってくるところだろう。
堀には何本も橋がかかっており、その高さ、広さは様々だ。
干潮・満潮に左右されて水位も変わる。

船の幅ギリギリの場所を、ほとんど船体を壁にぶつけずに操る操舵技術は、もちろんすごい。
が、天井が低いところでは乗客が下がってくる屋根に合わせて一斉に頭を下げる、乗り合わせた初対面の人々のチームワークが要求されるのもまたすごいところだ。
下手したら、某遊園地の船頭さんがカンツォーネを歌ってくれるゴンドラよりアトラクションみが強いかもしれない。

堀川からの松江城も写真に撮りつつ、向かうのは天守に一番近い大手前広場の船着場だ。
初めて来た時は時間が無くて天守にも行けず、船に乗るだけ乗って満足して帰った。
だが今回はまるっと満喫する予定だ。
船を降りて、天守へ向かう。

国宝、松江城天守への道のりは長い。
坂道を登り、階段を登り、何度か曲がってたどり着く。

城の中は実質博物館、という話はしたが、二の丸、三の丸が残っているような城は武装していないだけで要塞だ。
いかに敵を侵入させず、迎撃に有利な作りにするかに重きを置いて設計されている。
となれば、天守まで遠いのは、ある意味当たり前だ。

鬼の顔を象った、これぞ鬼瓦!な瓦はお城には珍しく、写真を撮りつつ登って行く。
鬼瓦は天守内の展示にもあった。
立地、構造、歴史。
城の特色はそれぞれで、だからこそ中の展示もそれぞれの面白さがある。

落ち着いた佇まいの松江城。
石垣の岩は不揃いで、歴史を感じさせた。

石垣を積むにも技術革新があるので、古い城ほど岩が不揃いだ。
比較的新しいものは、加工されて画一的な形の、より洗練された石垣になっている。
とはいえ、登りにくい傾斜とかハチャメチャに考えて作られているので、そうそう攻略できるものではない。
※登っちゃダメです。遠目に眺めましょう。

また、石垣に使われる岩は全国から集められるため、誰が献上したものかの判別のため、家紋が彫られているものがある。
築城した人と交流があったのか、何処かの施設のリサイクルなのか、妄想するのも石垣の楽しみ方の一つだ。

名古屋城とか、比較的新しくて、分かりやすく有名武将が作った城は出会いやすいと思う。
だが、都内でもうっかり遺構が残ってたりするので侮れない。
私が石垣に紋が残っているのを知ったのは、某一次産業系アイドルのバラエティ番組だ。
都内の川をボートで移動して、見上げた石垣から紋を見つけるアイドル、推せる。

天守からは宍道湖も臨めた。
曇りがちではあるが、天守からの眺めは良いものだ。
風通りも良く、心地がいい。

満足して天守を降りると、行きにも見かけた神社でお参りをして、その先の洋館も覗いてみることにした。
派手すぎない、センスの良さが滲む洋館に推しを立たせたい、なんてオタク的思想で写真を撮り、併設されたカフェで休憩していくことに。
スタッフオススメのナッツタルトをいただき、小腹を満たしていざ城内の散策である。

次回、旅先が温泉地って最高。お楽しみに。

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