日帰り旅行記〜地元もまだまだ知らないことばかり編〜 1
2023年3月30日。
年度末の企業戦士たちに混じって電車に揺られた。
これは、アラサーオタク(時間をお金で買わないタイプ)の、趣味に偏った旅行記という名の覚書である。
主に、お金はないけど体力と時間はあるタイプの方々に、参考になるかもしれないし、ならないかもしれない日帰り旅行記〜地元もまだまだ知らないことばかり編〜だ。
茨城、何にもないけど何でもあるよ!ほんとだよ!
・茨城、何にもないけど何でもあるよ!ほんとだよ!
・刀工の祈り
・水戸は梅だけやないんやで!
・徳ミュ満喫
私は茨城生まれの茨城育ち、大学進学を機に上京した。
旅行するタイプの家庭ではなかったので、茨城出身と言っても、県内の有名どころもほとんど行ったことがない。
そもそも観光資源がどれだけあんだよ、とは言わないでくれ。
茨城には何にもないが何でもあるんだ…!
ともかく、この日は1日茨城旅なのである。
県庁所在地の水戸まで、スタート地点に寄っては都内からでも片道で18きっぷの1日分の元が取れるが、実家に泊まるのも面倒なので日帰りだ。
今回の旅程↓
東京→古河→水戸→東京
(18きっぷその4)2,410円
※新宿から鈍行で普通に行くと5,000円くらいかかる。
以上である。
簡素!
本当は結城でお酒買ったり、笠間で酒器探したりしたかったのだが、古河も水戸も博物館に行くし、地元の友達と会う約束もあったので諦めた。
※18きっぷについては以前の記事を参照。
沖縄旅行から帰った翌週くらいに首里城が燃えて、行けばよかった…!と嘆いたことは記憶に新しいが、茨城はいつでも行けると思ってるところがある。
18きっぷが余った時に行くか〜と行けるところだからな。
それはさておき。
朝、始発でもない時間に出発。
そう、始発でなくても博物館の開館時間に間に合う場所なのである、古河。
実は初めて行く。
電車を乗り継ぎ、古河着が8時過ぎ。
とりあえず朝食、と思うが……関西ほどはモーニングの選択肢がない……茨城なので……。
それでも、駅隣接の全国チェーンのパン屋さんのイートインコーナーは開店している。
美味しい食パンのトーストと茹で卵とサイフォンコーヒーで腹ごしらえ。
食事を終えたら早速目的の博物館へ向かう。
駅近、こんなに信号機ないの……?車社会なのに……?とか思いながらてくてく歩く。
一足早く車移動で展示を見てきた友人曰く、だいぶ初見殺しらしいのだが、その片鱗を見た。
……別にディスってるわけじゃないよ⁉︎
歩道は所々タイル状になっている。
遠征だからとカートを引いて歩くのは、ちょっと大変かもしれない。
視界は大変!楽しいです!!!
古河には雪花紋様をまとめた資料があるらしく(博物館で一部見ることができた)、町のそこかしこに雪花がデザインされている。
センスのいい、綺麗な町だ。
歩道のタイルもそう。
六角形のタイルに雪花が彫られたものが並んでいる通りは、パッと見ただのグレーの道だが、気付くとそこは花畑だ。
舗装された道に急にカラータイルで雪花が現れたりもする。
商店街の街灯も雪花で彩られている。
何気なく歩く道に、ふと気付くと雪花が咲いている。
桜や桃がそこここに咲いて舞い散る中、向かうは古河歴史博物館「かえってきた堀川國廣」だ。
こちらの展示、私が行った時とは少し展示替えをして(一部表裏を替えて)開催中です。
2023年5月7日まで。
開館2分前くらいに着いて、入り口付近の桜とか撮りながら時間調整。
平日一番乗りさせていただいた。
入り口では推しジャンルとコラボしたスタンプラリーの台紙を配っているので、そちらもいただいてスタンプを押してもらう。
ぶっちゃけ私は缶バッジとかアクキーとかにはさほど心惹かれないタイプのオタクなのだが(管理しきれないから)、参加者がこれだけいました!という実績は次に繋がるのでね、可能な限り協力をします。
入り口にはこれまたメインでコラボしているキャラの等身大パネルがお出迎え。
何も言ってないのにお写真どうぞ、と勧められる。
オタクを歓迎していただける雰囲気はとても、とてもありがたいのだけど、若干居た堪れないのは何故だろう。
撮らせていただくけども。
近隣施設とセットで使えるチケットを購入。
1,000円で三カ所見られるのお得だなー、時間ないから全部回れないけど、と思いながら見たら、チケットにも雪花。
せ、センスがいい……!
こういう細かいところもちゃんと作ってあるの、私の創作系オタク心にきゅんきゅんくる。
ちゃんと頑張ってくれてる!というのが見えると、なかなか観光地として知名度がなくてもまた来たいと思う。
良いところだよ、古河。
雪花咲く春の香りの町だよ、古河。
次回、刀工の祈り。お楽しみに。